大阪・田蓑神社
先日は、住吉神社の「本社」である「住吉大社」を紹介いたしましたが、今回は、東京都中央区佃の住吉神社の「実家」である「田蓑神社」を紹介します。
田蓑神社は、貞観十一年(西暦869)に創建され、住吉三神と神功皇后の「住吉四神」をお祀りし、大阪市西淀川区佃に鎮座されています。
天正年間、徳川家康公がこの地に立ちよられた折、神崎川の渡船を勤めた縁により、後に、幕府より隅田川下流の干潟を賜り、故郷の名をとって佃島と定め、田蓑神社の御分神霊(東京都中央区佃の住吉神社)を奉戴しました。また寛永八年(1631年)田蓑神社内に、徳川家康公が祀られることになりました。
上記の顕彰史跡である「佃漁民ゆかりの地」碑は、未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選に選ばれています。
この大阪市西淀川区の田蓑神社と東京都中央区佃の住吉神社は、現在でも、小学生が相互に訪問したりして、交流しているようです。写真の石柱には、「東京都中央区佃 住吉講 講元」の名が刻まれています。