はじめ

「アートアクアリウム美術館GINZA」の、4つのもっと

昨年12月12日、中央区観光協会特派員14名が「アートアクアリウム美術館GINZA」を訪問。冬の企画展「燈りにきらめく冬金魚~アートアクアリウムのクリスマス~(2022年11月29日~12月26日)」が開催されているなか、当美術館を企画制作・運営するAmuseum Parksの方に館内を案内していただきました。「アートアクアリウム美術館GINZA」は、2020年に常設展として日本橋にオープンした「アートアクアリウム美術館」が銀座三越新館8階へ移転し、2022年5月3日にリニューアルオープンしたものです。「アートアクアリウム美術館GINZA」は、「百華繚乱~進化するアート~」をテーマとして掲げています。

進化① もっと日本

進化① もっと日本 「アートアクアリウム美術館GINZA」の、4つのもっと

入口の前の壁一面に飾られたお面のコレクション。その先には、さまざまな吊り灯籠が独特の雰囲気を醸し出す「銀座万灯籠」。「金魚の飾り棚」には江戸切子と盆栽が置かれ、さらに進むと障子や折り紙が金魚と共演。「アートアクアリウム美術館 GINZA」は「和」の要素をふんだんに使った演出が施されています。

進化② もっと大人

進化② もっと大人 「アートアクアリウム美術館GINZA」の、4つのもっと

「アートアクアリウム美術館 GINZA」は、「金魚の滝(写真左)」や「オリガミリウム(同右)」をはじめ、より繊細で落ち着いた作品群が展示されています。銀座三越内という立地を意識しているのかもしれません。

進化③ もっと金魚

進化③ もっと金魚 「アートアクアリウム美術館GINZA」の、4つのもっと

金魚ブームが到来した江戸時代。当時はガラスの水槽がなく、桶や陶器に入れて上から見るのが主流で、現在でもこの「上見(うわみ)」が金魚の正しい鑑賞法とのこと。「新金魚品評」では、24種類の金魚をじっくり観て楽しむことができます。ちなみに、体がピンポン玉のように丸くて真珠のような鱗を持つ「ピンポンパール(写真右)」が、いま最も人気のある金魚のひとつだそうです。

進化④ もっとコラボ

進化④ もっとコラボ 「アートアクアリウム美術館GINZA」の、4つのもっと

「アートアクアリウム美術館 GINZA」のトリとして展示された作品は、金魚と華道家の假屋崎省吾さんとのコラボレーション「フラワーリウム」。この作品のメンテナンスのために、假屋崎省吾さん自身がときどきいらしているそうです。展示スペースから出たところには金魚をモチーフにしたデジタルアートが飾られ、その向かいにあるミュージアムショップでは数多くのコラボ商品が販売されていました。特に、とらや、鶴屋吉信、銀座菊廼舎、松崎煎餅、金太郎飴本店、榮太樓總本鋪、上野風月堂、資生堂パーラといったそうそうたる老舗ブランドとのコラボお菓子が充実しています。食いしん坊の私としては、新しい企画展もさることながら、新しいコラボお菓子にも期待したいところです。

 「アートアクアリウム美術館GINZA」の、4つのもっと

https://artaquarium.jp/

※2022年12月27日~2023年1月9日は、「謹賀新年」ならぬ「金魚新年」の期間限定お正月仕様でした。