鷹の御茶屋公開1周年記念事業「浜離宮恩賜庭園は鷹づくし」
寛永7(1795)年頃に建設され、将軍が鷹狩りを行なう際、休憩や暖をとる為使用していた「鷹の御茶屋」が復元され、平成30年4月20日の内部一般公開開始から約1年が経過したのを記念して、浜離宮恩賜庭園では、5月11・12日の2日間、鷹の御茶屋に因んだ "鷹づくし" のイベントが開かれています。
11日は、「『鷹の御茶屋』の大工仕事」と題し、鷹の御茶屋の復元工事に携わった水澤工務店の方々による「丸太柱の束石(つかいし) "ひかりつけ"(自然のもの同士を隙間なく合わせる技法)」と「角材の鉋がけ ~様々な種類の鉋の使い分け~」の職人技実演が午前と午後の2回開催。水を垂らし木材への水の浸透度比較実験、サンドペーパーと鉋がけ仕上げの違いは一目瞭然です。「網代を編む」「角材を削る」大工仕事体験も楽しめます。
12日は、「鷹と一緒に記念撮影」「鷹部屋に本物の鷹を据えての往時の様子の再現」「鷹匠の園内巡回(潮入りの池周辺~庚申堂鴨場小覗)」が午前と午後2回予定されています。中島の御茶屋では両日、特別に「鷹」を模った和菓子の練り切り(左上画像)が登場。お抹茶と一緒にいただけます。