「東京まんなかippin堂」のツアーでまち歩きに出かけよう
ー銀座編ー
今年度から始まった中央区観光協会の「東京まんなかippin堂」のまち歩きツアー、お好きな時に行きたい場所へ。見どころたっぷりのツアーをご紹介したいと思います。今回は銀座です。1丁目から8丁目まで、中央通りを歩きながら、江戸から令和へ、古くて新しい銀座をご案内します。
始まりは中央区観光情報センター
おなじみの中央区観光情報センターで集合です。マップやパンフレットが無料で頂けます。興味のある物をゲットして出発しましょう。
東京メトロ銀座線「京橋駅」7番、8番出口より直結。
京橋
江戸歌舞伎は寛永元年(1624年)に猿若座(のちの中村座)が中橋南地で櫓を上げたのが始まりで、記念碑が京橋のたもとにあります。歌舞伎座や新橋演舞場も近く、華やかな芸能の始まりの地です。
またここには京橋川が流れていて、江戸時代から大根を中心とした野菜の荷揚場、青物市場がありました。築地中央市場へ移転するまでの300年に渡り庶民の台所を担っていました。
この一角に「おもてなしの庭」があります。花と緑で観光客をもてなす優れたプランとして表彰され誕生したもので、山野草が可憐に咲いて、外国の方々にも喜んでもらえそうですね。
奥野ビル・ヨネイビル
戦禍を生き延びた昭和初期の建造物です。奥野ビル(左側)は昭和7年(1932年)に本館が竣工し、2年後に隣に新館が竣工、本館と新館が連結したビルです。当時は高級賃貸住宅「銀座アパートメント」として建てられた鉄筋7階建てで、地下には住人専用の共同浴場もありました。現在はアンティークショップや画廊などが20軒ほど入って、アートの拠点になっています。
ヨネイビルディングは昭和5年(1930年)竣工。震災後、銀座に林立したオフィスビルの1つです。建てられた頃は銀座が大きく発展し、モボ・モガが街を闊歩していました。中世ロマネスク風の意匠で、現在はアンリ・シャルパンティエのカフェが入っています。
中央通り
「銀座」の地名は江戸時代の「銀座役所」に由来しています。2丁目には銀貨鋳造所がありました。明治5年の大火を機に西欧風の煉瓦街に生まれ変わり、以降最先端のモノや人が集まるようになりました。世界のブランドショップや老舗が並んでいます。そんな銀座には「銀座ルール」があり、町の景観を守るために建物の高さが制限されていて、中央通りには空が広がっています。
路地裏にたたずむ神社
銀座の街にはたくさんの路地や稲荷神社があります。表通りから少し入ると、人が一人通れるくらいの道があり、行き止まりになっているところも。そんなところに小さなお稲荷さんがあり、地域の人たちに大切にされています。庶民の信仰を集め、商人の街銀座をずっと守ってくれているのですね。
GINZA SIX
2017年松坂屋の跡地に創業しました。名称は銀座6丁目という場所にちなんでいるのですが、同時に「五感を超越した喜びや満足で新たな価値を提案すること」を表現したそうです。中央通りに並ぶハイブランドショップは路面店のようにそれぞれ違う窓を持つ壁面です。屋上庭園「GINZA SIXガーデン」から銀座の街並みや遠くスカイツリーも望めます。今年は「GINZA SIX」6周年です。
カフェパウリスタ前で解散
銀座8丁目にある明治44年創業のカフェです。カフェパウリスタでブラジルコーヒーを飲むことが「銀ぶら」の語源になったと言う説も。ツアーはここで解散となりますが、「鬼の如く黒く、恋の如く甘く、地獄の如く熱き」コーヒーを召し上がって下さい。
参考資料:歩いてわかる「中央区ものしり百科」 中央区観光協会 監修
中央区観光協会では、おもてなしスタッフがご案内するまち歩きツアーを販売しています。
お客様専属のプライベートツアーですので、ゆっくりお楽しみいただけます。
詳細、お申し込みはこちら
https://ippin-do.chuocity.tokyo/collections/all_tours