第三十九回 能楽金春祭り 金春稲荷御旅所 五星の浴衣
令和五年 ”能楽金春祭り”は、令和五年八月一日から七日の期間、厳かに開催されました。
頂いたリーフレットのご案内によれば、
銀座八丁目の中央通りより一筋西側の通りを金春通りといいます。江戸時代、ここに能楽金春流の屋敷があり、金春稲荷が祀られていました。明治以降も金春通り・金春芸者などに名を残し、現在も金春湯にその名を留めています。
「能楽金春祭り」は、江戸文化を継承すべく、「金春通り会」(商店会)と「公益社団法人・金春円満井会」(能楽シテ方・金春流)の相互協力により、昭和60年に始まりました。
写真は、通常は新橋会館に鎮座されている金春稲荷が、祭りの期間中は御旅所である洋品店のノーブルパールさんのショーウインドウに陳列されているのを撮影させて頂いたものです。
能楽金春祭り 金春稲荷御旅所 五星の浴衣
令和五年八月七日(月)、ノーブルパールさんの店先で応対・受付をなさっている方に、お着物の柄の名前をお聞きした時に、「五星のゆかた」と教えて頂きました。 そして、お背中の柄の写真撮影をご快諾頂きました。
もちろん、中央区観光協会の特派員ブログへの掲載もご了解して頂きました。
能楽金春祭り路上奉納能 おごそかに開演
午後4時から着席の整理券が配布されました。 私はA-47。
午後5時45分までに、必ず、御着席下さい。この座席券をお持ちでも、それ以降のご入場は出来ませんのでご注意ください。と 書いてありました。 開演中は写真撮影禁止でした。
午後6時になり、「金春通り会」の勝俣和幸会長のごあいさつ、能奉行を司った山本泰人中央区長のごあいさつ、日枝神社の宮司によるお祓い、祝辞(みことのり)が捧げられました。
そして、厳かな金春祭り路上奉納能が上演されました。 厳粛な踊りに、皆様固唾を飲んで、鑑賞されていました。 あっという間の40分。古典芸能を路上で拝見する機会を得て、余韻に浸りながらの銀ブラとなりました。