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2023 お初穂祭「四條流包丁式」

 2023 お初穂祭「四條流包丁式」

 10月28日、築地·波除神社では、秋の実りを感謝する「お初穂祭」が斎行されました。                   11月23日の新嘗祭に先立ち、福島県白河市の御神饌田の新米、稲穂、そして獅子の故郷の石川県白山市の小堀酒造で造られた濁り酒「幸穂」が供えられ、稲作が無事終了したことに感謝し、報告をする秋季奉祝行事です。                    この日より1年間、1束の初穂が懸税(カケチカラ:奉納された稲穂のことで "チカラ" とは税のことを指し、昔の年貢と考えられます)として神前に供えられます。                      11:00から獅子殿前にて、食の町築地から発信する食育の一環として、古来より宮中などで行われていた、素手で触れずに魚を捌く「四條流包丁式」の奉納が執り行われました。         烏帽子、直垂を身に纏い、大きな俎板の前に座り、右手に包丁、左手に真魚箸を持ち、食材に直接手を触れず、切り分け、盛り付け、神様に捧げられます。因みに捌かれる魚は鯉。           この日は、秋の実りに感謝する、縮緬細工の「実りのコンコン守」と、お初穂祭限定の御朱印の授与が行われます。社務所前では参拝者に濁り酒「幸穂」が振舞われています。