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2023 名残の "秋の彩り" コスモス畑

 2023 名残の

 浜離宮恩賜庭園の約3,000㎡のお花畑では、キバナコスモスの隣接区域にこれまで咲き誇ってきた約15万株とされる色とりどりの所謂 "通常コスモス" が名残を迎え、来春の菜の花の準備のため、11月13日に全ての花を刈り取る予定と聞きます。           コスモスはメキシコ原産のキク科コスモス属の一年草の総称で、狭義には一般的なコスモスである "種" としてのオオハルシャギクを指し、和名は秋桜で秋の風物詩のひとつです。          葉は細い2回羽状複葉で対生。中心の筒状花は黄色、周りの舌状花は通常8枚で、花色はピンク系が主体ですが、白·赤·黄·橙·複色等も作出され、花弁も筒状、フリンジ状、覆輪入り、咲き方も一重咲き、丁子咲き、(半)八重咲きと多彩です。            コスモスの語源はギリシャ語の「kosmos」に由来し、「秩序」「調和」「宇宙」を意味し、秩序正しく調和のとれたものは美しいことから、「美麗」の意も含まれるようになり、花弁が整然と並ぶ美しい姿を称えて名付けられたとされます。              抜けるような青空の下、風にそよぎ群れ咲く様は、独特の風情があります。