桜やよい

明治6年学制の東京都第1大学区1番校
阪本小学校の昔と新校舎での教育への変遷!

明治11年発行「東京小学校教授双六」3代目歌川広重作 

1873明治6年5月7日第一大学区第一中学区第一番官立小学校開校(日本橋兜町15-18)

阪本小学校は1872明治5年に学制布告され、全国で初めてできた一番校です。中央区の兜町にあり、日本のウォール街と呼ばれている経済の中心地に阪本小学校があります。この地は現在も経済教育にも力を入れていることには大いに頷けます。

江戸時代から270年も商業の中心であり読み書き算盤は寺子屋で習い、学校の必要性を急務ととらえていたと思われます。

2018平成30年東京都ICT・プログラミング教育推進校指定

2020令和2年11月14日新校舎落成式挙行(7階・地下1階)

2023令和5年11月11日開校150周年記念式典挙行

2024令和6年11月研究発表会デジタルシチズンシップ教育の推進

阪本小学校を訪問させていただきました。小川 優校長先生からお話、施設をご案内いただきました。

阪本小学校ホームページはここからご覧ください。

https://www.chuo-tky.ed.jp/~sakamoto-es/index.cfm/1,0,12,html

エントランスホール「東京小学校教授双六」原本
「フーコの振り子」が地域の方から寄贈

エントランスホール「東京小学校教授双六」原本
「フーコの振り子」が地域の方から寄贈 明治6年学制の東京都第1大学区1番校
阪本小学校の昔と新校舎での教育への変遷!

「フーコの振り子」は『新たな発見や構想力、知性』を育んでほしいという想いが込められているそうです。

毎朝、校長先生自ら振り子の振り出しをしていらっしゃいます。

 明治6年学制の東京都第1大学区1番校
阪本小学校の昔と新校舎での教育への変遷!
 明治6年学制の東京都第1大学区1番校
阪本小学校の昔と新校舎での教育への変遷!

寄贈 阪本小学校150周年記念石碑

寄贈 阪本小学校150周年記念石碑 明治6年学制の東京都第1大学区1番校
阪本小学校の昔と新校舎での教育への変遷!

阪本小学校の学区域は兜町・茅場町1・2・3丁目です。

150周年記念事業協賛安西暉之会長を中心に多くの皆様の協賛をいただいた企業・町会の方から寄贈されたようです。学校に寄せる地元の方々の強い想いが伝わってきます。

屋上6階 屋根開閉・全天候型校庭
新校舎の中に児童と芸術家とのコラボ3ヶ所のアートワーク

屋上6階 屋根開閉・全天候型校庭
新校舎の中に児童と芸術家とのコラボ3ヶ所のアートワーク 明治6年学制の東京都第1大学区1番校
阪本小学校の昔と新校舎での教育への変遷!

児童と芸術家のアートワークがあることが素晴らしいのでご紹介します。

1.2階2階西側正門玄関「もみじ川」の陶板(各もみじの模様に判子が押されています)学校前に流れていたもみじ川は校歌にも歌われています。1964昭和39年の東京オリンピックの際、首都高速道路になって埋め立てられています。

2.5階ランチルームのステンドグラスには、「地域のお仕事・山王祭」のテーマで児童の絵が装飾されています。この地域の特色の証券マンのステンドグラスが印象に残りました。

3.2階東側玄関「つながる輪」金属レリーフー全校児童が未来に向かって手を取り合っているデザインです。一人一体未来の自分像を制作し、順次卒業していく児童が、校舎に戻ってきた時に地域とのつながりを感じてもらうことを願うレリーフです。

校内を案内していただくと、フロアーの表示に日本古来の色彩が表示されていました。色の名前も表示されていますので、大変勉強になりました。

萌黄色(もえぎいろ)・山吹色(やまぶきいろ)・青海波(せいがいは)・亀甲(きっこう)

キャリヤ・金融教育「コレド阪本」
ICT・プログラミング教育推進校

キャリヤ・金融教育「コレド阪本」
ICT・プログラミング教育推進校 明治6年学制の東京都第1大学区1番校
阪本小学校の昔と新校舎での教育への変遷!

学びの質的改善につながる指導法の工夫

~ICT機器を活用した授業実践とプログラミング教育の推進~

1年生単元「じぶんで できるよ」ともだちに じぶんのせいかつを わかりやすく つたえよう

2年生単元「さんかくやしかくの形をしらべよう」

4年生単元「器械運動 マット運動『マット運動deプログラミング』」

5年生単元「多角形と円をくわしく調べよう」

特別支援教室「スマイルランド(サーキット運動)」

ICT・デジタルシチズンシップ教育
「未来を生き抜くための情報活用能力の育成」

ICT・デジタルシチズンシップ教育
「未来を生き抜くための情報活用能力の育成」 明治6年学制の東京都第1大学区1番校
阪本小学校の昔と新校舎での教育への変遷!

1人1台のタブレットPC・ICT機器の活用やプログラミング的思考を取り入れた教育を研究授業・研究発表会をやっています。

デジタルシチズンシップ教育とは「デジタル技術を用いて積極的に社会に参加し、健全で責任ある市民となるためのスキルやマインドセット」

よきデジタル市民となるための教育です。

6つの領域①メディアバランス・ウェルビー②セキュリティー・プライバシー③デジタル足あと・アイデンティティ④対人関係・コミュニケーション⑤ネットいじめ・オンライントラブル⑥ニュース・メディアリテラシー

この6のスキルやマインドセットが身に付いている=よきデジタル市民

※他人への思いやりなどの心を育てる

※家庭との連携が大切であること

※体系的な学習内容・目指す児童像

※学年別の各教科・領域・一覧表作成

これらを研究授業を通して11月の研究発表会に向けて、研鑽をしていらっしゃいます。

 

 

 

 明治6年学制の東京都第1大学区1番校
阪本小学校の昔と新校舎での教育への変遷!

特色ある教育活動・邦楽教育
日本の伝統文化理解教育

特色ある教育活動・邦楽教育
日本の伝統文化理解教育 明治6年学制の東京都第1大学区1番校
阪本小学校の昔と新校舎での教育への変遷!

地域の邦楽講師を招いての恵まれた環境を活かしての邦楽教育が実現されていました。邦楽器も児童が普段練習できるように十分用意されています。

新校舎落成式では、ベートーベン作曲「喜びの歌」を邦楽で演奏したそうです。

150周年式典では、4~6年生による邦楽演奏「江戸賛歌」・日本舞踊が披露されました。

KABUTO ONEでの記念祝賀会では木遣り・纏振りも地元の方々によって披露されました。

地域一体化した「1番校ここにあり阪本小学校」日本文化継承の一場面ですね。

中央区特認校制度

在住している児童が少ない学区域として、阪本・城東・京橋築地・泰明・常盤小学校が特認校に指定されています。

中央区は通学区域の学校に通学します。特認校では定員に余裕がある場合には、他の通学区域から希望によって通学できるシステムです。希望者が多い場合は抽選となります。月島・晴海地区からスクールバスが無料で運行されています。

阪本小学校の卒業生として有名な著名人をご紹介します。文豪谷崎潤一郎・歌舞伎役者市川左団次・地震学者大森房吉ほか多数の方を排出しています。

 

兜町・茅場町の地域には、東京証券取引所・[KABUTO ONE]などの日本の経済の中心地にある小学校として期待されています。