2024 花曇りの大川端 "CHERRY BLOSSOM CRUISE"
4月4日、靖国神社境内のソメイヨシノの標本木で、満開の目安となる「8割以上の花が咲いた状態」となったのを気象庁職員が目視で確認し、「東京都心で桜が満開になった」旨報じられました。 平年より4日、昨年より13日遅いとのことです。 4月に入っての満開は、2017年以来7年ぶりで、近年では4月6日に満開となった2011、2012両年に次いでの遅い満開となりました。 それでも関東地方の観測地点の中では、都心が最も早く満開を迎えたようです。 この日、都心の天候は「花曇り」。日射しはなかったものの、最高気温は平年より2℃余り高い19.9℃まで上がり、4月中旬並みの陽気となりました。 近年、暖冬で休眠打破が不十分だった可能性に加え、寒の戻りや天候不順等々で、開花後も一気に咲き揃うに至らず、所謂 "まだら咲き" 傾向も多々見られるようです。 青空一面に咲き連なる様は、遠目に霞や雲に見立て「花霞」「花の雲」と称えられ、春の風物詩ですが、今年は開花後日射しに恵まれず、石川島公園 隅田川沿いの桜並木も心なしか精彩を欠く印象です。 東京都公園協会 水辺ライン デッキ上では、川風に吹かれながら、春景色を楽しむ様子が伺えます。