2024 初夏の気配 青空に映える "手毬花"
オオデマリ(大手毬/鞠)はスイカズラ科ガマズミ属の落葉低木。 通説では、本種は、山野に自生する額咲きのヤブデマリの中心部の小さな両性花が全て装飾花(中性花)になったもの(所謂 手毬咲き)とされ、アジサイに似た球形に纏まった花を手毬に見立て別名テマリバナ、英名はジャパニーズ スノーボールと称されます。 咲き始めはライムグリーンで徐々に白に変化します。 枝を横に広く張り出し、若枝の先に鈴なりに "大輪" のオオデマリが咲き誇る姿は華やかです。 花色がピンクのピンクオオデマリや咲き分け品種などの園芸品種が作出されています。 葉の表面の葉脈が凹み縁に鋸歯があり、秋には美しく紅葉します。因みにオオデマリと似た名前で共に手毬状の花が咲くコデマリはバラ科、前述のアジサイはアジサイ科で別種です。 湊公園(湊2)に植栽されているオオデマリの真っ白の花が、澄み切った青空と美しいコントラストを見せています。