にゃんボク

鳥取県でナウマンゾウに、出会ったぁー

先日、鳥取県の県立博物館を訪れました。日本の淡水魚マニアの私としては、自然史のほかにその地域に生息している生物、過去に生息していた生物などについて知ることも楽しみの一つです。

そんななか、立派なナウマンゾウの標本をみつつ、何気なく説明書きを読むと・・・

むむ、日本橋浜町のことが書いてあるじゃありませんか!

貴重な骨格標本、現る

貴重な骨格標本、現る 鳥取県でナウマンゾウに、出会ったぁー

 このナウマンゾウが東京のど真ん中を闊歩していた裏づけが取れたのは1976年。日本橋浜町の地下鉄工事の際、3体分の化石が発見されました。頭と体の骨がほぼ揃った学術的価値の高いもので「浜町標本」と名づけられ、八王子市の高尾自然科学博物館に展示されていた、とのこと。なので鳥取県のものはレプリカです。

この高尾自然科学博物館はいったん閉館しております(鳥取の県立博物館の説明書きでは、その旨は修正されておらず)。標本は八王子市に移管され、倉庫に保管されている・・・とのことですが、真相は明確には確認できませんでした。


さて、私は子供のころ、「はじめ人間ギャートルズ(はじめ人間ゴン)」なるアニメを見ておりました。
あぁ、あのマンモスの肉、美味しそうだったよな・・・とここで郷愁にふけりそうだったのですが、いやいや、待ってください。

マンモスとナウマンゾウは、どちらもゾウの仲間ですが、ナウマンゾウはアジアゾウの仲間(アジアゾウ属)、マンモスはマンモスの仲間(マンモス属)です。これは、ネコとヒョウくらい違うということです。

 

いずれにしても、歴史や文化の話題には事欠かない中央区ではありますが、どうしても歴史的な出来事は徳川家康が入府して以降のものがメインとなりがちな中、これだけ年代を遡って話題となりえる事柄に、鳥取の地で改めて気づかされるとは。

 

まだまだ知らないことが、どこかに埋もれているかもしれませんね。