草市 鬼灯、夏の風物詩
「鬼灯」と漢字があてられるのは、お盆にご先祖様が帰ってくる時に掲げておく提灯代わりとして飾られたことが由来とのことです。
「ほおずきの実を水で鵜呑みすれば、大人は癪を切り、子供は虫気を去る」という俗信があります。
ほおずきは、観賞用として重宝され、漢方薬の一つとしても珍重されてきました。
また、赤は古来より魔よけ、厄よけとして、さらには雷様が苦手な色だとされ、夏の雷除けの縁起物となりました。
お盆の行事に使う供え物や飾り物を扱う市では、おがら、むしろ、まこもなどといっしょにほおずきが並びますね。
月島草市も、お盆のための用意の場所でした。今ではさまざまな露店・屋台が立ち並ぶ縁日へと姿を変え、下町ならではの風情を感じる貴重な季節市となっています。
◆月島草市
開催日:2019年7月6日(土)・7日(日)
月島西仲通り商店街・もんじゃストリート