どこでしょう? 日本橋の擬宝珠
さて写真の擬宝珠は、日本橋の擬宝珠の模型です。
数年前から設置されていますが、皆さん、この日本橋の擬宝珠、どこにあるかご存知でしょうか。
あまり目立たない場所ですので、気づいていない方も多いかもしれません。
場所は、銀座線の日本橋駅から浅草線の日本橋駅へ向かう地下通路にあります。ちょうどコレド日本橋の地下1階出入口を出て、すぐ左側です。
地下2階通路へ降りる階段手前、左右の柱の前に設置されています。
近くで見るとこんな感じで(→)、けっこう精巧にできています。
下の写真は、江戸東京博物館の日本橋と擬宝珠、色は少し違いますが形はほぼ同じです。
江戸時代の日本橋には擬宝珠がついていました。
擬宝珠は橋の格式の高さを示すもので、江戸市中においては、日本橋、京橋、新橋などに付いていたと言われています。
下の浮世絵は、歌川広重の東海道五十三次と名所江戸百景に描かれた日本橋です。
日本橋には必ず擬宝珠と棒手振りが描かれていて、江戸庶民は擬宝珠と棒手振りでそれが日本橋だとわかったのだそうです。
1657年の明暦の大火の後に作られた日本橋の擬宝珠が現存しています。日本橋の黒江屋さんで見ることができます。
yazさんの特派員ブログもご覧ください。→ 黒江屋に持ち込まれた日本橋の擬宝珠
日本橋の擬宝珠の模型、あまり目立たない場所ですが、近くに来た際は是非立ち寄ってみてください。