銀座ギャラリーズ主催
『ギャラリー巡りツアー』参加レポート
画廊に入ったことがない方、画廊の場所がわからない方を対象に、ガイドが引率するツアーが開催されました。私はCコースに参加しました。
日時: 10月26日(土)13:00〜/15:00〜
時間: 約90分
費用: 無料
定員: 各コース 5名
Aコース⑦ 花田美術 銀座店 → ⑧ つかう たのしむ +NOTION → ⑭ 美の起原 → ⑯ 東京画廊+BTAP
Bコース③ KOGEI Art Gallery 銀座の金沢 → ② 銀座柳画廊 → ④ 日動画廊 → ① 柴田悦子画廊
Cコース⑨ 至峰堂画廊 銀座店 → ⑪ ヒロ画廊 → ⑬ 銀座 黒田陶苑→ ⑤ 靖山画廊
Dコース⑫ 創英ギャラリー → ⑥ emmy art + → ⑩ ぎゃらりい秋華洞 → ⑮ ギャラリー上田
※各ギャラリーの場所は、AUTUMN GINZA公式HP内の MAPにてご確認いただけます。
至峰堂画廊
至峰堂画廊では、明治期~昭和期に活躍した作家を取り上げる事が多いそうです。多くの作家の画集がギャラリーの書棚に置かれていました。ギャラリーでは、「脂(ヤニ)派」と題し、大平洋画会の作家たちの作品が展示されています。
「黒田清輝率いる印象派風の白馬会が洋画界の中心となるにつれ、明治美術会を発展継承した太平洋画会は『脂派』と揶揄されました。以降、正当な評価を受けないまま120年ほどが経とうとしていますが、彼らは厳密なデッサンの上に成り立つ堅実で力強い画風が魅力で、ともすれば繊細さや湿度、情緒ばかりが強調されがちな日本の風物を力強く描き続けました。今回は、むしろ海外で日本文化と認識されつつある吉田博や鹿子木孟郎、中川八郎、石川寅治を展示します。」
(画廊HPより引用)
ヒロ画廊
「ヒロ画廊は1975年、銀座の並木通りに創業。確かな技術とメッセージ性を備えた近代・現代美術の作品を取り扱っています。
戦後日本美術を代表するアーティストのひとり・浜田知明や、高松宮殿下記念世界文化賞を受賞したイタリアの彫刻家チェッコ・ボナノッテなどをギャラリーの草創期から紹介し、大英博物館やウフィツィ美術館をはじめ世界各地での展覧会を実現しています。」
(美術手帖HPより引用)
ツアー当日は、浜田知明の作品を詳しく解説してくださいました。お話しを伺って拝見する作品には、一段と興味を惹かれます。
銀座 黒田陶苑
「銀座 黒田陶苑は現代陶芸と美術の専門店です。
創業の1935年から現在まで、厳選した日本の陶芸作品を扱っております。
常設では、北大路魯山人をはじめとする近代陶芸家の逸品を、個展会場では現存の陶芸家の企画展を週替わりで開催です。」
(銀座オフィシャルHPより引用)
2024年4月に銀座7丁目にオープンした新本店で有名な作家の陶器をたくさん見せていただきました。まるで美術館のように作品が整然と並んでおり、圧巻でした。銀座6丁目のアネックス店でも多くの作品が展示されています。
靖山画廊
「靖山画廊は歌舞伎座の正面向かい側路面に位置します。一年を通してさまざまな企画展を開催し、日本画・洋画・立体・工芸など幅広いジャンルの作家を紹介するとともに、美術を通して皆様に喜びと感動を提供しています。2019年には、ニューヨーク・チェルシー地区にギャラリーをオープンしました。国内外のアートフェアにも意欲的に参加し世界にそのフィールドを広げています。」
(東京アート&ライブシティHPより引用)
ギャラリーでは、2024年CHICAGO、TOKYO、NEW YORKで、大理石を用いて発泡スチロールを再現した作品を発表した浅香弘能さんの作品が展示されています。どちらが大理石か発泡スチロールか?近くで見ても分かりませんでした。
どのギャラリーも、個性とこだわりに溢れる素敵なギャラリーでした。また、作品の解説を伺うと作者や作品への愛着が増してきます。
毎回素晴らしい企画をくださる主催者様にもお礼を申し上げます。次回も楽しみにしています。
※記事の掲載につきましては、各画廊様にはご了承をいただいております。