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宙フェスに見た21世紀日本橋の新たな顔とは


こんにちは。アクティブ特派員のHanes(ハネス)です!
京都の嵐山で毎年秋に開催されている人気の宇宙イベント「宙 (そら)フェス」が、11月中旬に東京に初上陸しました。
その開催地に選ばれたのは、江戸情緒を残す日本橋
日本橋で宇宙を楽しむというのは正直意外ではありましたが、このフェスでは、ファッション・サイエンス・アートを融合させた様々なコンテンツが盛りだくさんということで、私も遊びに行ってきました♪
会場はちょうちん通りと福徳の森だったのですが、東京初開催とはにわかに信じられないこの賑わい!

 宙フェスに見た21世紀日本橋の新たな顔とは


宇宙モチーフのハンドメイドアクセサリーや雑貨が所狭しと並び、若い世代を中心に人気を集めていたようです!
せっかくなので、出展ブースの一部を簡単にご紹介します。

ちょうちん通り:宙×マーケット、宙×ワークショップ

今回出展されたブースは、惑星の絵画や写真といった惑星そのものの美しさをアートとして楽しめるものから、普段使いできるアクセサリーとして日常で宇宙を感じることのできるピアス/イヤリングやスマホケース、クリアファイルやブックカバーを取り扱うものまで実に幅広い点が特長でした。

 宙フェスに見た21世紀日本橋の新たな顔とは


最近お店でも時々見かけるようになりましたが、美しいブルーと輝く星等がデザインされた宇宙がテーマのピアス/イヤリングを取り扱うブースは特に女性に人気^^
夜空をイメージしたものは浴衣にも合いそうですし、星座がモチーフのアクセサリーも素敵ですね♪

 宙フェスに見た21世紀日本橋の新たな顔とは


スマホケースはデザイン性が高く珍しいので、宇宙に興味のある方へのプレゼントにはぴったり。

 宙フェスに見た21世紀日本橋の新たな顔とは


普段なかなかお目にかかることのできないテーマ性のあるアクセサリーや雑貨を心行くまで楽しむことのできる充実したマーケットとなっておりました。
その他、トップの画像にある宙ぎつねのお面の制作や2021年に日本初の月面探査を実施する株式会社ダイモンさんの月面探査車YAOKIの操作が体験できるワークショップがあり、実際に手を動かして楽しめるのは嬉しいポイントでした♪

 宙フェスに見た21世紀日本橋の新たな顔とは


これらの体験ブースでは、老若男女問わず皆が楽しんでいる様子がうかがえました。

福徳の森:トークステージ、ワークショップ

そして、福徳神社に隣接する福徳の森では、「宇宙のフシギに恋する時間」をテーマとした、宙を愛する著名人によるトークステージやワークショップ、さらに天体望遠鏡を使った天体観測会が開催されました。
トークステージ「宙トーク」には、JAXA理学博士の春山純一さんやSF・文芸評論家の藤田直哉さんらも登壇し、宇宙ファンには見逃せないイベントとなったようです。

その一方、天体観測会にて天体望遠鏡を提供したVixenさん(後述)による望遠鏡の体験ブース、星空VRが体験できるブース、宇宙食が購入できるブース等もあり、宇宙ファンにはたまらない空間に!

 宙フェスに見た21世紀日本橋の新たな顔とは


そんな中、以前「【八重洲で夜活】特派員イチオシ!都心でできる星空観察」「スターナイトin八重洲」をご紹介した際にお世話になった日本旅行さんも出展!
sola 旅クラブキャラクターの「そらたん」も来場しており、宇宙ファンの皆さんとの記念撮影に応じていました♪

 宙フェスに見た21世紀日本橋の新たな顔とは


その他のフォトスポットでは宇宙服を着たような写真が撮れるということで、一瞬宇宙旅行に行ったような感覚に浸れるのもまたこのイベントの魅力でした。

スターパーティー(天体観測会)

そして、日が暮れてからは福徳の森でスターパーティー(天体観測会)が開催されました。
天体望遠鏡のメーカーとしても知られているVixenさんのご協力の元、明るい都会からでも星が見えることが分かる貴重な体験になったことは間違いないと思います。

 宙フェスに見た21世紀日本橋の新たな顔とは

彩を添える宇宙をテーマにしたグルメ

宙フェスの見どころは、マーケットとワークショップだけではありません。
横浜を拠点とし、様々な宇宙関連のイベントに出展されているPLANET☆BAR 星蔵さんの販売コーナーでは、魅惑的な見た目の地球名物「惑星マフィンバーガー」「銀河チーズケーキ」をはじめ、宇宙をテーマにした飲食物の販売が行われていました。

 宙フェスに見た21世紀日本橋の新たな顔とは


インスタ映えもするため、こちらも若い世代を中心に人気を集めており、行列ができていました。
宇宙食とはまた異なるクリエイティブな地球名物、気になりますよね?

またお隣では、キッチンカー☆宇宙食堂 Cafe Divisionさんによる竹炭入りデミグラスソースがポイントのブラックホールオムライスをはじめとする名前からして気になるメニューがずらり。
今回は見るだけでしたが、次回は宇宙がテーマのグルメを試してみたいと思います^^

日本橋がSPACE CITYに?宇宙ビジネスの拠点X-NIHONBASHIとは

WIREDの記事「五街道の拠点の日本橋が、“SPACE CITY”となる日:「日本橋再生計画」トークセッションレポート」に、日本橋と宇宙産業の興味深い記述を見つけました。
近年、世界そして日本での宇宙ビジネスの成長が著しく、宇宙ベンチャー企業の数も増えています。
しかし、そのような 宇宙ビジネスを拡大する舞台が十分に整っていません。
そこで、同業者が交流する場が必要とのことから、「日本橋=宇宙の街」というコンセプトを打ち出した三井不動産が主体として介入。
宇宙ビジネスの拠点「X-NIHONBASHI」(クロス ニホンバシ)を立ち上げ、日本橋の再生計画を進めているといいます。

江戸時代から日本の先端を走ってきたといっても過言ではない日本橋。
これから宇宙産業においてどのような発展・変化を遂げるのでしょうか。

さいごに

今年初開催となったこのフェスですが、「来年も開催されるかも!?」と期待が高まります。
今回は見逃してしまったという方、来年はぜひご注目ください♪
そして、「お江戸」「伝統」「老舗」等の言葉が連想される日本橋に、最先端の宇宙ビジネス関係者が集まりつつあるということは私にとって大きな発見でした。
気になって詳しく調べてみたところ、天体望遠鏡を販売している会社や、宇宙のシステムを開発している会社等、宇宙ビジネスに関する企業の存在が確認できました。
これは、私の中でも日本橋の知られざる側面を見ることのできた非常に貴重な機会となりました^^

本フェスは、きつねのお面という伝統的な部分と宇宙産業という先端的な部分が絶妙に掛け合わさり、若い世代を中心に「日本橋=宇宙」というの新たなイメージを持っていただくことのできるイベントだったように思います。
今後日本橋界隈で開催される宇宙関連のイベントにも引き続き注目してまいります!
最後になりますが、取材にご協力いただきました宙フェス実行委員会のご担当者様に御礼申し上げます。