Ginza Sony Park 絶滅危惧について ケープ・ペンギン
2024年11月11日、Ginza Sony Park の壁面にケープペンギンの写真と説明が掲示されていました。
説明には次のことが書かれていました。(出展「学研の図鑑LIVE ポケット絶滅危機動物」)
ロバのいななきににた、さわがしい声で鳴く。20世紀初頭には数百万羽が生息していたとされる。1930年には、南アフリカの大西洋側にある最大繁殖地のダッセン島に300万羽が生息していたとされるが、1963年には14万羽にまで激減した。 繁殖地での非合法な卵の採取などが原因とされる。 1960年代後半からは、船舶事故による原油の流出で本種を含む多くの海鳥が命を落とした。 また、大規模な漁法の発達で流し網にかかって死亡する個体も多く、食料源であるアンチョビーなどの魚は大量に人間胃うばわれている。 個体数の減少が止まらず、2010年にはRL=VUからENにランクがあげられた。
(筆者補記:絶滅危惧種のレッドリストのカテゴリー分け・「ランク環境省レッドリストカテゴリーと判定基準」より)
絶滅(EX);我が国ではすでに絶滅したと考えられる種
野生絶滅(EW):飼育・栽培下あるいは自然分布域の明らかに外側で野生化した状態でのみ存続している種
絶滅危I類(CR+EN):絶滅の危機に瀕している種
絶滅危惧IA類(CR):ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの
絶滅危惧IB類(EN):IAほどではないが、近い将来における野生での絶越の危険性が高いもの
絶滅危惧類(VU):絶滅の危険が増大している種
(以下、割愛)
タスマニア・デビル
11月27日にはタスマニア・デビルの写真と説明が掲示されていました。内容は次の通りです(出典「学研の図鑑LIVE ポケット 絶滅危機動物」
森林や荒れ地でくらしている。昼間は地下の巣穴で休み、夜に活動して小型哺乳類やは虫類、鳥などを捕食する。約400年前はオーストラリア大陸にも生息したとされるが、人間が持ち込んだディンゴによって捕食されて数を減らし、現在はタスマニア島の身に生息する。 その後、家畜などをおそう有害な動物として駆除されたが、1941年に法的に保護された。 ところが90年代にデビル顔面腫瘍症が流行して60%以上が減少した。 なかま同士で接触することで腫瘍がうつる癌の一種で、食べることができなくなる。 2003年には保全プログラムが始まったが、ワクチンによる治療にはまだ時間がかかるとみられており、今後10年間で60%以上の減少が予想されている。
グレービー・シマウマ
可愛い表情のグレービー・シマウマ。 12月4日の夕方に拝見しました。 説明は次の通りです。
野生のウマでは最大種でケニアやエチオピアに分布する。 ほかのシマウマにくらべてしまもようが細いなどの特徴がある。毛皮の乱獲と密漁、生息地の開発や干ばつにょり個体数が減少し、1976年にはケニアで狩猟が禁止された。 1970年代末の約1万5600頭から2004年には約2000頭までへったものの、その後は大きな変化がない。 現在では、ウシなどの放牧数がふえたことによる採食地の消滅や利用できる水場の減少が個体数の増減に影響を与える可能性が懸念だれている。 また、無制限なエコツーリズムも行動に悪影響をあたえている。 (出典 学研の図鑑LIVE ポケット絶滅危機動物)
これからは、時々、動物の絶滅危惧種について考えようと思いました。