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2019 "歴史と伝統を守る 佃島盆踊りの会"主催「佃島盆踊り」

 2019

 7月13日~15日の3日間、佃1丁目の渡船場(佃の渡し)跡から佃小橋に通じる道路の中央に組まれた櫓の周りで、昨年来新たに地元住民有志が設立した「歴史と伝統を守る 佃島盆踊りの会」主催の「佃島盆踊り」が開催されました。

江戸の名残を留め、昭和51年には東京都無形民俗文化財に指定され、これまで長年運営に携わってきた「佃島盆踊保存会」主催の「佃島の盆踊」は、諸事情から、昨年は、ひと月遅れの8月13日~15日に、同じ場所で別途開催の経緯に至っています。

後半の大人の部に先立ち、前半は子供たちの踊り。可愛らしい浴衣姿の子供たちが、櫓に飾られた提灯の薄明かりの下、単調なリズムの櫓太鼓と哀調を帯びた独特の節回しの踊り唄に合わせ、櫓の周りを左回りに行きつ戻りつ、「コラ、ヤートセー、ヨーイヤナ、コラショイ」と、囃子詞を返します。踊りの輪に加わる外国人の姿も見られます。