2025 針塚の前で日頃の感謝を込めて「針供養」
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![2025 針塚の前で日頃の感謝を込めて「針供養」](/img_data/CBLOGIMG5609_1_1.jpg?20250209093951)
2月8日「事始め」の日、10:00より鐵砲洲稲荷神社(湊1)本殿脇の針塚の前にて、恒例の針供養が執り行われました。 針塚は、松屋銀座の前身松屋呉服店の和服裁縫部が発祥で1913(大正2)年に創立された現「東京ファッション専門学校」の生徒会より1960年に奉納されたもので、裁縫を学ぶ学生や服飾事業従事者にとり針はとても大切なものだけに、日頃の感謝と労いの気持ちとともに裁縫技術の上達を願って毎年2月8日に針供養が行われています。針供養とは使えなくなった手縫い針や刺繡針などを寺社に納め供養してもらう神事で、一般的に「事始め」の2月8日あるいは「事納め」の12月8日の所謂「事八日」の何れかの日に行われます。 針供養では、豆腐や蒟蒻といった柔らかいものに針を刺して供養を行いますが、これは今まで硬い生地などで作業してきた針に対し、最後は柔らかい場所でゆっくり休んで欲しいとの労いの思いがこもった風習とされます。 神職が祝詞を奏上し、学生達が築地小林豆腐店のニガリ多めで通常より硬めの特製巨大豆腐に役目を終えた針を刺し供養し、神職の訓話があり神事は終了しました。