ケアリイ

レンタルボートで水上観光♪

中央区、隅田川を中心にした水上観光/船遊びをしようと思うと、日本橋クルーズなどの観光クルーズ、みずはなどの屋形船、海上タクシー、建設技術研究所や東京都が主催している無料の社会科見学クルーズなど色々あります。

 

ただ、(当たり前ですが)原則としてどれもコースが決まっているので、自分の好きな場所に行って好きなだけ停泊しようと思うと、自分で小型船舶免許を取った上で(※)、船をなんとかするしか道はありません。。。

 

とはいえ、ボートオーナーになるには激しくハードルが高い(都内では係留コストが冗談のようにお高い上、自分で整備するのも大変・・)ので、やはりオススメは「レンタルボート」ということになります。

 

そして中央区にも勝どきマリーナという、レンタルボートの拠点があるのです。(勝どき3-15-3)

 

※船体長3m未満で出力1.5kw未満であれば免許不要。また、自分で免許を持たなくても(少々高くつきますが)「船長ごとレンタル(チャーターサービス)という手段もあるにはあります。

 

勝どきマリーナ

勝どきマリーナ レンタルボートで水上観光♪

勝どきマリーナの利点は何と言っても都心から近いということ。そして「船のレンタルスポット」というだけでなく、同じ場所で船舶免許講習や取得試験まで実施しています。その上マリーナ自体がちょっとおしゃれな飲食店になっているという、ワンストップで色々揃ってしまう便利なマリーナなのです。(私も何から何までお世話になってるので、そのうち詳しくご紹介させていただこうと思います)

 

■レンタルボートのデメリット

船舶免許の可航区域は結構広くて、2級でも東京湾全体が含まれます。ところが、「レンタルボートの可航区域」は意外と狭く、勝どきマリーナであれば、北は桜橋(隅田川)・ハープ橋(荒川)、南は羽田空港とディズニーランドを結ぶ線、と決められています。逆にその範囲であれば事故の際には電話1本でマリーナのスタッフが駆けつけてくれるようです。

また、レンタル時間も10:00~13:00 、13:30~16:30と決められているので、「夜景や夜釣りを楽しむ」ことはできません。

 

■レンタルボートのメリット

整備や保険を含めて安全面が担保されていたり、可航区域内であればほぼどこにでも行けるという当たり前のメリットに加えて、勝どきマリーナでは、離岸までの段取りや着岸後の段取りをマリーナスタッフが全部やってくれるという、(私にとっては)とっても嬉しいメリットが。

 

免許取得にあたっては船の点検やロープワーク、離岸着岸のテクニックなど、結構ハードルが高い箇所があります。日常的に運転や整備をしていれば当たり前の動作になるのかもしれないですが、たまにしか運転しない身にとっては「まず忘れる」ことばかり。

これを全部代行してくれるのでとっても気軽に船を借りられます。逆に、これに慣れてしまうとマイボートを持つのはとっても危険ですが・・・(笑)

 

水上観光の楽しみ

水上観光の楽しみ レンタルボートで水上観光♪

水上観光の楽しさは・・・・なんといっても多くの橋を正面と裏(下)から眺められるとか、水門や閘門などの水路系の施設を間近に体験できるとか、中央区・東京港には特に多い「はたらく船(警戒船とか浚渫船とか)」と数多く出会えて時には挨拶も交わせるとか、障害物が無いので電波が良く入り、航空無線や船舶無線の交信を感度良く楽しめるとか、羽田沖では離着陸寸前の飛行機のお腹を眺められるとか、バリエーションは尽きません。

 

・・・というようなちょっと偏った?楽しみでなくても、川や海に出て心地良い風に吹かれながら和船や蒸気船の時代に思いを馳せたり、沿岸の美しい景色や最新の施設に目を見張ったりという楽しみは、船に乗る人たち共通のものだと思います。

 

今後ちょっとずつ水上観光レポートを投稿していきますのでよろしくお願いしますm(__)m。

プチ・トリビア

知ってる人にとっては「今さら」の話ですが、私の友人たちに船に乗る話をすると、「航行許可とかが必要なんじゃないの?」という人が何人かいました。しかしそんなものは必要ないんです。空と違って海も川も自由。ドローンを飛ばす方がよほど厄介です。

扇橋閘門(こうもん。rock gate)や、荒川ロックゲートという、パナマ運河のような仕組みを利用させてもらうときにも事前の予約や費用などは不要です。聞いた話だと、水都大阪では閘門利用にあたっては事前申請が必要だったりするみたいなので、東京都が水運の自由度をバックアップしてくれているのかもしれないですね。

ただ、「小型船舶免許」という免許制度が存在している国は世界中でスペインと日本だけなんだそうですですが・・

 

あと、水上では速度制限というものもありません。なので、プレジャーボートの大半は速度計なんか無く、モーターの回転数を示すメーターと引き波(航跡)を見ながら徐行したり高速航行したりすることになっています。