10月 晴海埠頭を訪れた客船
~「ザ・ワールド」と「飛鳥Ⅱ」~
こんにちは。 マダムはるみです。
今回もお馴染み晴海埠頭 客船の話題を。。。
10月初旬の7日 埠頭をふと眺めると。。。
???大型客船入港中。
え?今日って何か入港する日だったかしら・・・?
慌てて先月ご紹介しました「入港情報」を確認するも、情報なし。
これは実際に見に行くしかありません。
埠頭につくと。。。船には「THE WORLD」の文字が。
ひょっとしてあの「ザ・ワールド」??
逸る気持ちを抑えつついつもの送迎デッキへ。
「やっぱり~!!遂に本物に出会えた~!」
ここで客船「THE WORLD」について
★THE WORLD 43,188トン 全長196.35メートル 旅客定員150-200名 船籍バハマ
・通常のクルーズ客船とは違い、キャビンはレジデンスと呼ばれ、165室のレジデンスは世界で唯一「分譲マンション」のように販売されており、オーナーは別荘のようにキャビンで居住しながら世界中を巡り、自由に乗降できるようになっている。
このキャビン レジデンス購入には最低10億円以上の資産が必要であり、身元調査などもある。
毎年の航路の決定はオーナーの投票と理事会で決定し、年間100か所以上停泊する。
そうなんです。ものすごく特別な特別な、まさに「セレブ客船」なのです。
分譲マンションのような超豪華客船。以前にインターネットでこの画像を見た際に一度本物をみてみたい(^▽^)/と思っていましたが、一つの港には一回しか立ち寄らない?という情報もあり、数年前に晴海埠頭には訪れているようなのでもう立ち寄ることはないのかなぁ。。。などと少し諦めかけていたのです。
その豪華さは船を間近で一目みれば一目瞭然。まずはキャビンのバルコニーの一部屋ごとの〝ピッチ〟が違う!広い、広すぎるバルコニーの奥には、明らかに豪華な家具が設えられたお部屋が見えます。
お部屋はオーナーが購入後自分好みのインテリアにカスタマイズできるのだそう。豪華なわけです。
オーナーの国籍は欧米・オセアニアが中心ですが、日本人のオーナーも数名いるようです。
常時乗船している乗客は150~200名 に対してバトラーなどのスタッフが270名。マンツーマン以上のサービスが提供されているのですね。
船底に近いほうのキャビンには、落ち着いた雰囲気のバーやラウンジが見えていました。
夕暮れがすっかり早くなった晩秋の候、しばし船内のオーナー乗客達の船旅の生活に思いを馳せながら、船内からキラキラした明かりがもれてくるまで眺め続けてしまいました(;^ω^)
埠頭の職員の方に確認すると、「特殊な客船なので、事前に入出港の情報はだしません。」とのこと。なので、前港も次港もわかりません。
これだけの〝超ド級 豪華客船〟ですから、セキュリティ上当然といえるでしょう・・・。
因みに情報を探っていくと、晴海埠頭を訪れたのはこの10年程で3回目のようなので、またいつか。。。来てくれるかな?
オーナーの皆様が晴海(実際の投票は「TOKYO JAPAN」?)を投票してくださることを期待しつつ、待ってみたいとおもいます。
10月中旬 飛鳥Ⅱ いよいよやってきました!
そしてそして
10月17日 朝8時頃、待っていました!
飛鳥Ⅱが ゆったり、優雅にレインボーブリッジをくぐってやってきました。
★飛鳥Ⅱ 50,142トン 全長241メートル 旅客定員872名
「クリスタル・ハーモニー」 として三菱重工長崎造船所で竣工し1990年に就航したバハマ船籍であったクルーズ船を、2006年郵船が買い取り、船籍を日本へ移し日本向けに改装を行い「飛鳥」の後継としてデビューした。
埠頭に停泊するまで、船は船体をグルっとまわすのですが、船体が横を向いた際の大きさは圧巻。飛鳥Ⅱの存在感を存分に感じられます。
なんといっても、「made in日本」で「船籍も日本」の最大の客船。
間近でみると大きさは際立ちます。
この大きさの船を造るには通常3年程度かかるところを、2年ほどで造ったといいますから、日本の三菱重工業の造船技術 さすがです。
最近は海外のクルーズ船の入港が多かったのですが、久しぶりの飛鳥Ⅱ、やはり日本人の乗船客が多くみられ、あいにくのお天気の中、船を眺める私たち親子に、「行ってきま~す」と手を振りながら乗船された方もいらっしゃいました。
いってらっしゃい!すてきな船旅を。
今回の停泊は半日程度だったので、夕方16:30
既に暗くなりかけた、霧のような雨で煙る晴海埠頭を出港していきました。
憧れの飛鳥Ⅱの優雅な船旅。帰宅して早速クルーズプランを覗きながら、いつかテレビ番組にご出演されていた飛鳥Ⅱの船長さんが仰っていた言葉を思い出しました。
「最近の客船は揺れません。とはいえ、船です。海上の状況によって揺れることもあります。船酔いもされる方もいらっしゃいます。それでも殆どのお客様は一度乗船されるとまた乗りたくなる・・・」
私もいつかクルーズ旅行のリピーターになれるかな?