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2019 浜離宮恩賜庭園 伝統技能「雪吊り」見学会

 2019 浜離宮恩賜庭園 伝統技能「雪吊り」見学会

 11月10日、浜離宮恩賜庭園にて、伝統技能「雪吊り」見学会が開催されました(10:30~、13:30~)。

松の御茶屋脇にて、まず、①冬の都立公園を飾る雪吊りには、北部式雪吊り、兼六園式(りんご)雪吊り、南部式雪吊りの3種類があること、②見分け方は、先端の頭飾りと、裾周り(ブチ)の作り方の違い、③本園では、帆柱の先端はバレンと呼ばれる吊り縄(藺草)を編み込んだ装飾がされ、細めの縄が沢山張られ、裾周りは竹の骨組みの先端に棕櫚縄を回し、吊り縄を結束する、優雅な趣の装飾性の高い "南部式雪吊り" が採用されていること等、園職員から概略の説明を受けた後、解説を交えながら、実際の作業の様子を見学。

その後、縄を縛り付ける結び方のひとつで、簡単に結ぶことができ、解くのも容易で、強度も高い「巻き結び(鵜の首結び、徳利結び)」を実地に学びました。