はじめ

在宅でアーティゾン美術館のコレクションを鑑賞する

中央区観光協会特派員ブログで何度か取り上げられているように、2020(令和2)年1月18日、ブリヂストン美術館を前身とするアーティゾン美術館がミュージアムタワー京橋内にリニューアルオープンしました。

アーティゾン美術館公式サイトによると、「アーティゾン(Artizon)」は「アート(Art)」と「ホライゾン:地平(Horizon)」を組み合わせた造語で、時代を切り拓くアートの「地平」を多くの方に感じ取っていただきたいという意志が込められているそうです。また、印象派や日本近代洋画そして現代美術までコレクションの「地平」を広げているように思います。

新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、残念ながら2020(令和2)年5月1日現在アーティゾン美術館は臨時休館中ですが、公式サイトのコレクションのページがとても分かりやすく整理されているので、在宅で各作品を充分楽しむことができます。

https://www.artizon.museum/

https://www.artizon.museum/collection-museum/collection

Google Arts & Cultureでウォームアップ

Google Arts & Cultureでウォームアップ 在宅でアーティゾン美術館のコレクションを鑑賞する

さらに、アーティゾン美術館はGoogleアートプロジェクトのパートナー・ミュージアムのひとつなので、Google Arts & Cultureサイトでも代表的なコレクション(54作品)を鑑賞することができます。

Google Arts & Cultureサイト上での「アーティゾン美術館(Artizon Museum)」の表記は前身の「ブリヂストン美術館(Bridgestone Museum of Art)」のままで、作品解説はまず英語表記で出てきますがワンクリックのGoogle翻訳で日本語表記に変換可能です。また、同じアーティストによる作品はもちろん、同じ時期に制作された作品や視覚的に似ている作品等を、パートナー・ミュージアムのコレクションからワンクリックで検索、鑑賞できる点もGoogleならではです。

青木繁の「海の幸」をはじめとする旧石橋美術館保管分の日本近代洋画や新たに加わった現代美術(ザオ・ウーキーの「07.06.85」等)はカバーされていませんが、再開後にアーティゾン美術館をより多様に楽しむためのアタマとキモチのウォームアップに最適だと思います。

https://artsandculture.google.com/

https://artsandculture.google.com/partner/bridgestone-museum-of-art-ishibashi-foundation

ちなみに、アーティゾン美術館は日時指定入場制で、原則として来館前にウェブ予約チケット購入サイトで入場券を購入することになっています。ウェブ予約チケットが完売していない場合、美術館窓口でチケットを購入できますが、当日(たとえ直前)でもウェブ購入のほうがチケット代は安くお得です。

在宅で予習しながら、アーティゾン美術館の再開を心待ちにしております。