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端午の節句に願う "新型コロナウイルス" 疫病退散

  端午の節句に願う

 5月5日は季節の変わり目である五節句のひとつで端午の節句。 端午とは元々月の初めの午(五)の日という意味で、災厄の多い月とされた5月の端午の日(重五)に厄払いをした中国の習わしが日本に伝わり、薬性が疫病や災厄を払うとされた菖蒲を軒先に挿したり、菖蒲湯に入るなど、邪気祓いの行事が行なわれていましたが、武家政権が誕生すると、武を尊ぶ「尚武」にかけて男児の祝い日とされ、戦後、子供の健やかな成長を願う「こどもの日」として祝日に制定されました。五月人形の飾りや鯉のぼりの打ち立てなどの風習は、江戸時代、民間に広まったとされます。

築地・波除神社では、境内に武者絵幟・鯉のぼりが掲出され、鳥居には五色幕が飾られています。5月1日~5日に「端午の節句祭」が執り行なわれ、期間限定で「こども勝守」授与と「手作り鯉のぼりセット」が進呈され、限定御朱印も授けられます。端午の節句を迎えるに当たり、悪疫を払い健康を祈願した故事に因み、子供達の健やかな成長と共に、改めて世界中を席巻する新型コロナウイルス禍の一日も早い終息を願いたいものです。