中央区そば紀行(16)京橋 山茂登

京橋の地で74年、愛され続けてきた名店

京橋の地で74年、愛され続けてきた名店 中央区そば紀行(16)京橋 山茂登

店内はこのような感じで、落ち着いた内装
心地よいBGMを聴きながら蕎麦を味わうことができます
当日は15時の訪問でしたが、お客様も多く賑わっており、人気の高さを窺わせます


こちらの山茂登さん、京橋の地に開店して74年という老舗

店主の山本社長にお話を伺うと現在の店主は3代目。祖父に当たる初代は当初老舗「満溜賀」にて修行をされ、麻布の地にて「満溜賀」の暖簾を分ける形で創業されました。
その後、昭和26年に麻布から京橋に移転されましたが、その当時京橋に同じ名前のお店が既にあったため
山本様のお名前から当て字で店名をつけたそうです、それが「京橋 山茂登」の始まりとのことです

以来京橋の地で周辺の会社員などに支持され、愛され続けております
ご存知の通り、その間に再開発がありましたが、エドグランのB1に戻って参りまして今日に至るという次第です
最近は豊洲に2店舗目も出店され、多くの食通に愛されております。


エドグランもオープンしてから10年ほどが経ちまして、慣れてきました。
京橋も昔と大きく変わりましが、蕎麦の名店は変わることはありません。
そういう所は残していくのが現代のデベロッパーによる再開発、まちづくりの特徴かと思います。



↓がお昼のメニューです。
冷たいお蕎麦、温かいお蕎麦 両方ともバラエティ豊かなラインナップ。
メニュー見て落ち着いてしまいました。なんだかんだで日本人は蕎麦が好きなもんですから
京橋で働く蕎麦好きのサラリーマンにとってはオアシスのようなお店ですね。

 中央区そば紀行(16)京橋 山茂登

そして、夜も魅力的なお店です ↓は夜のメニューの一部です

夜はお蕎麦のメニューに加え、前菜 揚げ物 酒の肴 一品料理などもあります。
お蕎麦にあった日本酒などアルコール類も豊富に取り揃えておりますので、仕事帰りの蕎麦前にも最適ですね。

何より、京橋駅直結というアクセスの良さは本当にありがたい限り。
帰りにちょっくら一杯、つまみも合わせながら、最後は蕎麦で〆る。歩いて数分で銀座線。という流れが素晴らしい

 中央区そば紀行(16)京橋 山茂登
 中央区そば紀行(16)京橋 山茂登
 中央区そば紀行(16)京橋 山茂登

今回は鴨せいろをオーダー

今回は鴨せいろをオーダー 中央区そば紀行(16)京橋 山茂登

今回は悩んだ末に鴨せいろ(1,700円税込 2025年11月時点)をオーダー

混雑する時間帯を外したせいもあり、すぐお蕎麦が運ばれてきました。
店内も清潔感が保たれているため、 BOSEのスピーカーからのBGMを聞きながら快適に待つことができました。


見ていただければお分かりになると思いますが、普通盛りでもお蕎麦の量が十分あります。これはありがたい。
そして、お蕎麦が本当にみずみずしい。


まずは鴨汁につけないで、お蕎麦だけでいただくのが私のお勧めの食べ方
国産の蕎麦粉を使用した山茂登さん自慢の二八そばは香りが高く弾力があり、お蕎麦だけでも本当に味わい深いお蕎麦でした
喉越しが良く、蕎麦本来の風味を十分に堪能できるお蕎麦です

 中央区そば紀行(16)京橋 山茂登

自慢の鴨つけ汁と共にいただきます

自慢の鴨つけ汁と共にいただきます 中央区そば紀行(16)京橋 山茂登

山茂登さん自慢の鴨せいろ
つけ汁はとても旨味が凝縮されており濃厚
出汁に鴨の旨味が合わさって、蕎麦好きにはたまらない

これをお蕎麦に絡めていただくと、無限に食べられてしまいます。
つけ汁とお蕎麦の組み合わせもベストマッチ、本当に美味しい鴨せいろです

添えられている薬味と山椒を使うとさらに食欲を掻き立てまして、いくらでも食べられてしまいます。
たくさんあったはずのお蕎麦がみるみるうちに無くなってしまいました。

 

そして、鴨せいろの具である鴨肉と長ネギも素晴らしい
特に鴨肉は肉厚で旨味たっぷりのものがふんだん使用されておりまして、とても贅沢な味わい
お蕎麦と一緒に堪能させていただきました

 中央区そば紀行(16)京橋 山茂登

京橋で本格的な蕎麦を愉しめる、蕎麦好きにはたまらないお店

京橋で本格的な蕎麦を愉しめる、蕎麦好きにはたまらないお店 中央区そば紀行(16)京橋 山茂登

お蕎麦といえば神田や日本橋に良店が多いですが
お店の数は少なけれど、京橋でも本格的な蕎麦を愉しめるんです


神田や日本橋と同じように、京橋の地にもここエドグランを筆頭に多数の有名企業や老舗企業などが軒を連ねております。基本的に日本人はお蕎麦が好きなので、山茂登さんのような本格的な日本蕎麦の良店は重要です。


近年はサラリーマンのみならず、インバウンドなどの観光客なども増している京橋。
その地で74年暖簾を守る山茂登さんのお店は、昔と客層の変化も感じながらも、多くの食通に愛され続けて参りました


 中央区そば紀行(16)京橋 山茂登

当ブログ読者の方ならばご存知の中央区観光情報センターのすぐお隣に山茂登さんはお店を構えておられます。
中央区観光との相性が抜群なのもとても良いですね。



平日のみの営業となりますが、通し営業をされておりますので
中央区観光の際には是非お立ち寄りいただけたらと思います。とてもお勧めなお蕎麦屋さんです


店舗情報
店舗名:蕎麦きり 京橋 山茂登
所在地: 〒104-0031 東京都中央区京橋2丁目2−1 京橋エドグラン B1
電話番号: 03-3281-0009
営業時間:平日11時〜22時
定休日:土日祝