中央区そば紀行(10)八丁堀 蕎麦 永盛

中央区内に点在する良蕎麦店を紹介する当企画
今回は、八丁堀にある老舗、蕎麦 永盛さん にお邪魔してきました
ここ、昔から良く利用させていただいているお店で、今回紹介できてとても嬉しく思います。
過去の連載もどうぞ
中央区そば紀行(1)小伝馬町 おか田 さん
中央区そば紀行(2)人形町 福そば さん
中央区そば紀行(3)小舟町 京都鴨そば専門店 浹(あまね) さん
中央区そば紀行(4) 八丁堀 松月 さん
中央区そば紀行(5) 茅場町 峠そば さん
中央区そば紀行(6)人形町 粗挽きそば 手打ち 福田雅之 さん
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中央区そば紀行(8) 湊 梠炉 さん
中央区そば紀行(9) 築地 さらしなの里 さん
ドラマ「半沢直樹」のロケ地にもなった八丁堀の名店

中央区では結構良く見かける形態なのですが、ビルの1階にお店を構えておられる家族経営のお店
店内は比較的新しく、清潔感も高い店舗になっております
創業は1926年ということで、なんと創業99年。
長い間お店が続いているのは、お店のサービスの良さやお料理の質の高さの表れかと思います。
今回の取材にあたって、お店の方も大変優しく接していただきまして
人情味溢れるお店であることがわかりました。
あの有名なTBSドラマ「半沢直樹」のロケ地としても使われており、
この写真の左端の席で堺雅人さんがカツ丼を召し上がったとのことです。いやぁ 凄いですね!
メニューは下記の通りなのですが
こちら2025年1月時点のメニューです
色々なお店を巡っている経験から申し上げて、かなり良心的な価格です
何もかもが高くなる現代におけるオアシスの様なお店です。そんなお店がここ八丁堀にございます。
今回は人気メニューの一つ、「ミニカツ丼セット」をオーダーしたのですが
こちらなんと1,000円(税込)です。
毎回思うのですが、本当に信じられません。素晴らしい企業努力です。

ボリュームたっぷり!大満足のミニカツ丼セット

オーダーしてからそこまで待つことなくミニカツ丼セットが運ばれてきました
まず、驚かされるのはそのボリュームです
・蕎麦は見てお分かりのように、結構な量があります。沢山蕎麦を食べたい人にはとても良いです
普通のお店の普通のもり蕎麦くらいの量はあるのではないでしょうか
・ミニカツ丼は、正直言ってミニではない ミドルくらいはあります。事実上ミドルカツ丼セットです
・そしてお味噌汁も付いてくるんです。
とても嬉しい心遣いですね、インフレの影響でどこも値上げでサービスが減ったり量が減ったりするご時世ですが
昔ながらのおもてなしの心を永盛さんが大事にしてくださっているのが良くわかります
・そして店員さんの接客も良
家族でやってらっしゃる温かみ。昔、僕の地元にあったお蕎麦屋さんを思い出してしまいました。
こんなあったかいお店が中央区にはあるんです。
くどい様ですが、これで1,000円税込※2025年1月時点
地域の胃袋を満たす、老舗蕎麦店! 食いしん坊万歳!!
自慢の蕎麦は絶品そのもの

自慢の蕎麦はやや細めの二八蕎麦
セットのボリュームに目を奪われがちですが
お蕎麦はかなり美味い。
のど越し、香り、コシ などどれを取っても一級品
つゆはやや濃い目かと思いますが、味わい深く
のど越しが良いため、体に吸い込まれていくように食べることができます。
食べ応えがあるため、モリモリ食べることができます(^^)
個人的には細めのお蕎麦の方が好みだったりします。
上述の通り、お蕎麦もかなりの量がありますので大満足です。
ステルス値上げなどを行なっている企業は永盛さんを見習ってもらいたいものです。
勿論、そばが進んだ後は、そば湯をもらえます。
最後は濃いめのつゆをそば湯と一緒に流し込んで大満足のランチの出来上がり!となるわけです。
カツ丼

蕎麦屋のカツ丼というものは、また特別なもので
蕎麦店独特の出汁の利いた、味わい深いカツ丼が味わえるものです
蕎麦店のセットというと
天丼、親子丼、カレー丼 などなど色々あるかと思いますが、私の一押しはカツ丼でございます。
永盛さんのミニカツ丼は揚げたてのカツを出汁を利かせた卵で閉じており、まあこれが美味しいこと美味しいこと
ジューシーなカツがご飯と本当にベストマッチです。

ザ・蕎麦店のカツ丼!
とっても美味しいです!
日本人で良かった、中央区民で良かった
半沢直樹が愛した(?)カツ丼を堪能しました。
地域に愛される、誰にでもお勧めできる町蕎麦の名店

永盛さんは土曜日も営業されているので、サラリーマン層のみならず地域住民にも愛されております。
今回の訪問した時も地域の方々との朗らかなやりとりなどを垣間見ることができました。
お店の方は地域の町会の青年部も務めておられる様で、まさに地域密着。
この中央区八丁堀という地に根差しているお店と言うことができそうです
家族経営の温かみと、良質の蕎麦を同時に堪能できる
八丁堀の名店かと思います。
本の森ちゅうおうからも徒歩数分のアクセスなので、図書館の帰りなどに是非お立ち寄りいただければと思います。
【店舗情報】
住所:東京都中央区八丁堀3-14-2
定休日:日曜日、祝日
営業時間:11:30~15:00、17:00~20:30
電話:03-3551-8072