中央区そば紀行(7) 室町 室町砂場
地球温暖化に伴い、暑い日が続いております。
私が子供の頃は、9月ともなれば涼しくなってきたものですが、今年などは真夏日続き
10月も暑い日が続くみたいで、凄い時代になったものです
暑い日に食べたくなるのは、天ざる蕎麦 天もり蕎麦ではないでしょうか。
実は、これらの発祥は中央区日本橋室町にある「室町砂場」さんなのです。
今はどこのお店でもある天ざる 天もり ですが、その始まりは室町砂場の3代目兄弟の時に
天ぷらそばを夏でも美味しく楽しめるようにとの思いから考案されたものなのです。
明治2年創業とのことで、大変な歴史ある室町砂場さん
個人的には何度も行ったことがありまして
正直申し上げて、何食べても美味しいのですが
今回は中央区観光協会特派員ブログということで、元祖天もりそばを堪能して参りました。
過去の連載もどうぞ
日本橋そば紀行(1)小伝馬町 おか田 さん
季節を感じさせてくれる名店
メニューを見ていただくとわかると思うのですが
春夏秋冬 季節のおそば を用意してくれております
蕎麦店っていろいろありますが、季節に応じて旬のものを出してくれるところって本当にありがたいです
毎回行くたびに楽しみができるので、通い甲斐があります
※中央区ではないので連載では取り上げませんが、浅草橋の名店、あさださん とかも同じような感じで、季節季節で通い甲斐があってお勧めです
また、10月から年末にかけては「新そば」が出てきますよね、そばの風味と香りを堪能できる季節です
これから、またいい季節になってきますね。皆さんも蕎麦を求めて中央区に繰り出してください!
今回は、元祖 天もり蕎麦(挽きぐるみを使用)税別1,900円をオーダー
あと、個人的に大好きな、室町砂場さんの玉子焼税別700円も一緒に頼みました。
ここの玉子焼、格別に美味しいので是非お試しあれ
※いずれも価格は2024年9月時点のものです
※なお、もう一つの元祖天ざる蕎麦はさらしな粉使用です。2回行って両者を堪能されることをお勧めいたします。
天もり+玉子焼き
オーダーをしてから、そこまで待たされることもなくお料理が運ばれてきました
お店の店員さんの接客も良く、店員さん同士のチームワークも良く、
気持ちよくお料理を楽しむまでの時間を過ごすことができました。
再開発激しい日本橋エリアにおいても、このようなお店が残り続けているということはとても嬉しい限りです。
蕎麦屋なので、蕎麦がメインではあるのですが
こちらの玉子焼きもかなり人気の逸品。
火が入ったしっかり目の玉子焼は旨みたっぷりの出汁が利きまくっておりまして、味わいが深すぎる
一度食べたらリピ確定です。私は毎回頼みます。
こんな美味しい玉子焼他にありません。
つゆは運ばれてきた瞬間からとても良い香りが漂ってきます
先ずはつゆだけを味わいます。。。。旨い!そして深い!!
旨み成分が凝縮しています。日本人で良かったと思える瞬間です
つゆを最初に味わうことで食欲が掻き立てられます。
蕎麦はコシがしっかりとしており
蕎麦の風味を存分に堪能することができます
挽きぐるみ(一番粉から三番まで、蕎麦の全ての層を使う)なので、風味も香りもとっても豊です
口当たりもとても良く、そば単体でも、とても食べ応えのあるお蕎麦です。喉越しも最高です!
つゆに付けていただきます
つゆも濃いめの出汁がとてもよく利いており、蕎麦との相性が抜群
長い歴史の中で、愛され続けてきた蕎麦とつゆの組み合わせを令和の今においても堪能できるという贅沢。
読者の皆さんも是非味わってください
小海老のかき揚げも、つゆと絡まってとても美味しい。
かき揚げも他では中々味わえない、旨味の凝縮された一品でした
ここのつゆは本当に美味しい!
蕎麦湯を注いで最後の一滴まで飲み干してしまいました
全てが揃った蕎麦の名店、
こちらのお店は、老舗ということもあり本当に全てがしっかりとされております
店員さんの接客も本当に素晴らしく、とても気持ちよく取材もさせていただけました。
日頃利用しているときも、店員さんの気配りの良さは本当に目を引くところがありまして、いつも気持ち良くお店を後にしております。
改めて今回の取材対応いただけたことにお礼を申し上げたいのと同時に
今後も通わせていただければと思っております
アクセスに関してですが
JR神田駅 新日本橋駅 東京メトロ三越前駅
3駅利用できるのはとても有り難い、ランチにも夜にも便利かと思います。
通し営業をされておられますので、夕方とかにふらっと立ち寄るのもアリかと思います
店舗情報
〒103-0022 東京都中央区日本橋室町4-1-13
03-3241-4038
営業時間
月~金:11:30~21:00
土:11:30~16:00
定休日:日曜