水難救助隊出動!
隅田川沿いにある日本橋消防署浜町出張所。そこには通常の消防隊に加え「浜町水難救助隊」が配備されています。清州橋を数百メートル過ぎた辺りが水難救助艇のホームベース。所属隊員9名が連日のように訓練を行っています。
「雨や強風の日、寒い冬場も訓練するのですか?」
「台風などよほどの危険がない限り、訓練を行います。」私の愚問にきちんと答えてくださいました。
訓練とはいえ、その動きは実戦さながら。
艇の舳先を海難者に向けて安全に寄せて、船首からロープを投げて確保するのですが、これが難しい。私、小型船舶1級の実技試験を受けたことがあります。試験では海難救助が必須ですが、私は海難者に見立てたポールにぶつけたり(海難者衝撃で意識不明)、スクリューに巻いたり(海難者コマセ状態で死亡)、うまく寄せられず旋回し直したりしました(海難者待ちきれず水没)。浜町水難救助隊のように最適角度で艇を進め、減速、ロープ1発で海難者確保し、船尾まで誘導・救助するのはプロフェッショナルの技です。
思わず拍手してしまいそうな、この技を浜町3丁目沿いの隅田川に行けば見学できるかもしれません。狙いは13時過ぎ。