Hanes

英国ファン必見!
世界初のRodda'sショップがオープン@銀座三越


こんにちは。アクティブ特派員のHanes(ハネス)です。
8月21日、世界的に有名な英国の乳製品メーカーで、クロテッドクリームが看板商品のRodda's(ロダス)のショップが銀座三越(地下2階)にオープンしました!

1890年、コンウォール中心部のとある農家で作られはじめたこのクリームは、今や日本のティールームや「英国展」等でもお目にかかる機会が増えてきました。
今回は、三越PRのご担当者様およびRodda'sのご担当者様のご協力のもと実施した取材・インタビューに基づき、オープンしたばかりのショップについて英国好きの目線からご紹介します。

銀座が選ばれた理由とは

Rodda'sのクロテッドクリームは、スコーンを食べる機会の多い英国で定評があります。
既に英国内にショップを構えていそうではありますが、実はここ銀座三越店内にオープンしたこのショップこそが世界第一号店
では、なぜ根強い人気を誇る英国内ではなく、日本の、それも銀座に出店することになったのでしょうか。

 英国ファン必見!世界初のRodda'sショップがオープン@銀座三越


その理由はずばり、「インバウンド客の多い銀座で、アジアにおける認知度を高めるため」
Rodda'sはヨーロッパや中東で広く知られており人気もありますが、アジアではまだそれほどではありません。
そのようなアジアでの販売促進を考えた際、アジア諸国からの訪日観光客も多い銀座に出店することが決まったといいます。

商品紹介:20種類のスイーツとは

オープン前に読んだプレスリリースには、このショップには20種類のスイーツが取りそろえてあると紹介されていました。
今回はオススメのスイーツをはじめ、スイーツそれぞれのポイントを教えていただきました。

■クロテッドクリームスコーン
クロテッドクリームは勿論のこと、やはり見逃せないのがクロテッドクリームスコーン
クロテッドクリームとヨーグルトを生地に練りこみ、手ごねで丁寧に作っていることもあり、ふわふわよりもしっとりという表現がしっくりくる香り高くミルキーな味わいに仕上がっています。

また、使用している材料にもこだわりがあります。
小麦粉はフランス産を中心に甘みと香りを重視してブレンドされたものを、バターは100%グラスフェッドのものを使用しています。

 英国ファン必見!世界初のRodda'sショップがオープン@銀座三越


そのようなスコーンは4種類販売されており、そのうちの2種類が毎月別の味に変わるとのこと。
オープン時点では、プレーン、アールグレイ&レモン、ダブルレーズン、メープルナッツというラインナップ。
英国好き・スコーン好きの筆者としては、毎月覗きに行きたくなります。

■ショートブレッド、オーツクランブルズ
そしてつい目を引くのが、こちらのショートブレッドおよびオーツクランブルズ
英国のお土産としてショートブレッドは広く定着していますが、シングルモルトウイスキーバタースコッチなどより英国らしい味は珍しいのではないでしょうか。
個人的には、留学中に大好きでよく食べていたバノフィー(バナナ+トフィー)の味のオーツクランブルズ(オーツ麦ビスケット)を日本で購入できることに感激。
英国ならではの甘さなのでコーヒーにもよく合い、バナナブレッドがお好きな方にもオススメです。

 英国ファン必見!世界初のRodda'sショップがオープン@銀座三越


■クロテッドクリーム入りショートブレッド
また、Rodda'sのクロテッドクリーム入りショートブレッドも要チェック!
食べ終わったらインテリアとして飾ってもおしゃれな缶入りである点も魅力的。
8月23日からはファッジも仲間入りしています♪
日本でファッジをお取り扱いしているショップはあまり多くないと思うので、ぜひこちらもお試しいただきたいです。

■ジャム、スプレッド
クロテッドクリーム、スコーンときて忘れてはならないのがジャム
こちらでは、食品関係者が選ぶ「ベストプリザーブメーカー」で2年連続で1位を獲得したMrs Darlington'sのエクストラストロベリージャム、レモンカード、厚切り橙とオレンジのマーマレードが購入できます。

その中でもバター100%使用のレモンカード(Legendary Lemon Curd)は、英国の品評会Great Taste Award 2018で一つ星を受賞。
ここ約5年で徐々に日本でも入手できるようになってきたレモンカードは、レモンバタークリームと表現すると分かりやすいでしょうか。
英国の伝統的なスプレッドで、ジャムとは異なる濃厚なおいしさについ手が止まらなくなります。
たまには英国産にこだわったクロテッドクリームとジャム、またはレモンカードで優雅なティータイムなんていかがでしょうか。

これらは下の写真のように、お好みの商品と組み合わせて箱詰めしていただくこともできるので、お世話になった方へのプレゼントや銀座の手土産にもぴったり!
筆者も近々英国好きの恩師への手土産に利用しようと思っています。

 英国ファン必見!世界初のRodda'sショップがオープン@銀座三越


■ブレッド、ケーキ、パイ等
また、複数人でのティータイムにちょうどよいクロテッドクリーム入りのバナナブレッドレモンブレッドチーズケーキアップルパイ、そしてスイーツ詰合せ(クロテッドクリームを使用したスイートポテト、チョコケーキ、チーズケーキ)のお取り扱いもございます。

筆者はバナナブレッドを購入し、職場でお世話になっている方々におすそ分け♪
バターのみのバナナブレッドよりは軽めでふわふわですが、生クリームが主のバナナブレッドよりはしっとりとしていて、いいとこどりで美味しいというコメントをいただきました。
気になるバナナ感ですが、香りのみならずバナナの存在感がしっかり感じられ、満足度の高い味わいでした。
クロテッドクリームとともに食べるとよりあっさりするので、ぜひお試しください♪

秋を感じる季節になってきた今日この頃...今はスイーツ詰合せに入っているクロテッドクリーム入りのスイートポテトが非常に気になっています。

一度お試しいただきたいオススメ商品とは

数々のお菓子を取りそろえていらっしゃるこちらのショップですが、一度お試しいただきたいオススメ商品をご教示いただきました。
それは、紛れもなく看板商品であるクロテッドクリームです!
オープン前から、「(日本橋三越本店や伊勢丹新宿店にて開催されている)「英国展」で並ばなくてもクロテッドクリームが買える!」と非常に反響の大きかった商品です。

クロテッドクリームがまだあまりなじみのない日本では、これまでによく「生クリームのよう」、「バターに似ている」等と表現されてきましたが、両者とは大きく異なります。
生クリームよりは濃厚ですが、バターのように油っぽさが口の中に残るわけではなく、口当たりがシルキーですっと溶ける...そのようなくせのない風味が特徴です。

そのような風味の秘密は、製造工程にできる「クラスト」にありました!
濃厚な生乳から作られたクリームを低温のオーブンでじっくりと蒸し焼きにすることで、クリームの表面に黄色い膜ができます。
これが「クラスト」と呼ばれ、クリームの風味シルキーな舌触りを保つ落とし蓋の役割をしてくれているそうです。

ただ、クリームと聞いて気になるのはカロリー。
無塩バター(約28g)のカロリーが約190~200kcal(メーカーにより多少の差あり)であるのに対し、クロテッドクリーム(28g)のカロリーは167kcal。
カロリーをおさえつつ、ティータイムを楽しみたいという方にもクロテッドクリームはオススメです♪

また、Rodda'sの作るクロテッドクリームは、コーニッシュクロテッドクリームとして、シャンパンやパルメザンチーズのように原産地名称保護制度の承認を受けています!
グルメな方にもぜひご注目いただきたいコンウォールを代表するクリームなのです。
これまでにご紹介してきたように、クロテッドクリームはスコーンやバナナブレッドにつけるほか、お菓子作りやビーフストロガノフきのこ料理でも重宝する等、思った以上に汎用性があります。
詳しいレシピはこちらからご覧ください。

 英国ファン必見!世界初のRodda'sショップがオープン@銀座三越


さらに、英国好きとしてついつい見てしまうのは、クロテッドクリームが先か、ジャムが先かという点です。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、地方によってどちらが先かが変わってきます。
デヴォンではクロテッドクリームが先(デヴォン式)なのに対し、Rodda'sの拠点であるコンウォールではジャムが先(コンウォール式)
後者の方こそクロテッドクリームが先のようなイメージを受けますが、温めたスコーンにクロテッドクリームをつけると溶けてしまうという理由から、上の写真のように後からつけるのです。

余談ですが、このクロテッドクリームが先か、ジャムが先かという議論と合わせて、ミルクティーを淹れる際に紅茶が先か、ミルクが先かという議論も長年繰り返し行われてきました。
ミルクが先の場合スプーンで混ぜなくともよいため、洗い物が減る等という話を聞いたことがあります。
一見終わりのないように感じられるこれらの議論は、たびたび英国王室ではどちらを採用しているか確認することで収束しているように見受けられます。

この話の詳細は割愛しますが、今後英国王室の方がスコーンを召し上がる映像や写真を見る際は、ぜひクリームが先か、ジャムが先かというところまで注目してみてはいかがでしょうか。
クロテッドクリーム一つをとっても、英国の文化事情が如実に表れる場面でもあり、英国への興味が深まるのではないかと思います。

他とは違う店員さんの制服とは

魅力的な数々の商品の他に英国好きの筆者が気になったものは、涼しげな帽子とタータンが可愛いショップの店員さんの制服。
こちらにも何かこだわりがあるのでしょうか。

 英国ファン必見!世界初のRodda'sショップがオープン@銀座三越


ショップの方のお話によると、かぶっているものはカンカン帽
英国では元々は肉屋さんがかぶっていた帽子ですが、今ではあの高級デパートHarrods's(ハロッズ)でも制服として採用されています。
そして、スカートはコンウォールのタータンをモチーフにしたデザインになっているとのこと。
制服にも英国らしさが凝縮されており、ショップにお立ち寄りの際にはぜひとも注目していただきたいポイントの一つです。

ご紹介店舗情報

Rodda's(ロダス)
オープン日:2019年8月21日(水) 
場所:銀座三越 地下2階 GINZAティー

※取材および本記事の執筆にご協力をいただきました三越PRのご担当者様およびRodda'sのご担当者様、誠にありがとうございました。