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2020 色とりどりのコスモス畑

 2020 色とりどりのコスモス畑

 9月に入り、浜離宮恩賜庭園の約3000㎡のお花畑では、これまで目を楽しませてくれた「キバナコスモス」に続き、隣接区画に6月18日に種が蒔かれた "通常" コスモスが、色とりどりに咲き揃い、まだまだ暑さ厳しき中にも秋の気配が漂います。

コスモスはキク科コスモス属の一年草の総称で、一般的なコスモスである "種" としてのオオハルシャギクを指す場合もあります。和名は秋桜。メキシコ原産で日本へは明治期に渡来したとされます。 葉は細かく裂けた2回羽状複葉で対生。中心の筒状花は黄色、まわりの舌状花は普通8枚で、花色はピンク系が主体ですが、白、赤、黄、橙、黄、複色等も作出され、花弁も筒状やフリンジ状のもの、花形も一重の他、丁字咲き、八重咲きと多彩です。           コスモスの語源はギリシャ語の「kosmos」に由来し、「秩序」「調和」「宇宙」を意味し、秩序正しく調和のとれたものは美しいことから、「美麗」の意も含まれるようになったとされ、花弁が整然と並ぶ美しい姿を称えて名付けられたと伝わります。                         桜のような花弁に細い茎と葉を持つ可憐で嫋やかな印象で、風にそよぎ群れ咲く様は、秋の風物詩のひとつです。