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　10月1日は「中秋の名月」(十五夜)。旧暦では秋を7月～9月としており、7月を初秋、8月を仲秋、9月を晩秋と区分し、仲秋が8月全体を指すのに対し、中秋は秋全体の中日を意味し、旧暦8月15日を指します。この時期は澄み切った夜空に、ちょうど見上げるのに適した角度で月が上がり、月見に最適のシーズンとされます。　　　　　古来、日本人と月の結びつきは大変深いものがありますが、平安時代、中国から遣唐使によりもたらされた「望月」という催事が平安貴族に浸透し、観月の宴が催され、それが農村を中心に庶民の間で行なわれていた作物の収穫祭と結びつき、豊かな実りの象徴として十五夜を観賞し、お供え物をして感謝や祈りを捧げるようになったと伝わります。

中央区立湊公園の隅田川テラスから、大川端リバーシティマンション群の頭上に輝く、明るい真ん丸の "名月" が望めます。因みに月の満ち欠けの周期がピッタリ１ヶ月でないことから、中秋の名月が必ずしも満月とはならず、今年は10月2日が満月です。十五夜とセットで愛でることが良しとされる、月齢としては満月の一歩手前の旧暦9月13日の「十三夜」は今年は10月28日、また10月31日は１ヶ月の中で2度目の満月「ブルームーン」です。