湊っ子ちゃん

湊っ子ちゃんの中央区かるた♪や行

こんにちは、湊っ子ちゃんです。

お正月に向けて「中央区かるた」を作ってみました!

今日は、や行です!

 

 湊っ子ちゃんの中央区かるた♪や行

♪ ヤン・ヨーステン 八重洲地下街でお買い物

八重洲という町名、じつは、オランダ人航海士ヤン・ヨーステンからきています。慶長5年(1600)、オランダ商船リーフデ号は、豊後の国(いまの大分県)に漂着しました。ヤン・ヨーステンは、家康の信用を得て、外交顧問・通訳として活躍し、いまの八重洲のあたりに屋敷を拝領しました。八重洲地下街には、ヤン・ヨーステンの胸像があります。お買い物のときは、ぜひ思い出してくださいね。

 

 湊っ子ちゃんの中央区かるた♪や行

♪ 郵便制度 つくった人は 前島密

1円切手の肖像になっている前島密は、現在の郵便制度を確立した人物です。明治4年(1871)、郵便局、郵便箱、切手をつかった郵便業務を、東京―大阪間からスタートさせました。当時、駅逓司(えきていし)と、東京郵便役所が置かれていたのは、江戸橋のたもと、いまの日本橋郵便局の場所で、そこには、郵便発祥の地記念碑と、前島密の胸像があります。

 

 湊っ子ちゃんの中央区かるた♪や行

♪ 鎧橋 メイゾン鴻乃巣 パンの会

明治43年(1910)、東京ではじめてのカフェー、「メイゾン鴻乃巣」が、そのたもとに店を開いた頃の鎧橋は、鉄骨製のトラス橋でした。近代文学の礎を築いた、パンの会の木下杢太郎、北原白秋、吉井勇、谷崎潤一郎、さらに、白樺や、新思潮、三田文学の作家たちも大勢あつまり、芸術談議に花を咲かせました。鎧河岸から吹いてくる風、日本橋川に揺れる夜の灯り、西洋料理とお酒に、遠い異国の地で触れた、本場の芸術の風を、重ね合わせたのです。

 

 

♪みなさん、ぜひ印刷して、あそんでみてくださいね!


‐ 参考文献 ‐
「歩いてわかる中央区ものしり百科」中央区観光協会 令和元年刊
京橋図書館地域資料室ホームページ

 

 湊っ子ちゃんの中央区かるた♪や行

中央区観光協会特派員 湊っ子ちゃん
第113号 令和2年12月2日