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2020 ハゼノキ紅葉

 2020 ハゼノキ紅葉

 ハゼノキはウルシ科の落葉高木で、ロウノキとも呼称されます。中国、インドシナ原産とされ、琉球を経て渡来したので、リュウキュウハゼとも呼ばれます。今日、国内の山地に見られるのは、和蝋燭の原料となる木蝋を採取するために植栽されていたものが逸出したものと考えられています。                葉は枝先近くに集まって付き、4~6対の小葉からなる奇数羽状複葉で、雌雄異株です。紅葉する小葉と緑を残す小葉が混じる時期があり、紅葉が進むにつれ、少し控えめな緑色から、次第に鮮やかな紅赤色に変化します。俳句の世界でも美しく紅葉するハゼノキを櫨紅葉(はぜもみじ)と呼び、秋の季語にひとつに数えられています。果実は、鳥類が高カロリーの餌として好んで採取し、種子散布に寄与しています。

浜離宮恩賜庭園では、「潮入りの池(大泉水)」池畔の八景山や、御亭(おちん)山に植栽されているハゼノキが見頃を迎え、来園者を魅了しています。                       殊に逆光に透ける羽状複葉の鮮紅色は鮮烈な印象です。