「世界NTDsの日」特別ライトアップ
1月30日は「世界NTDsの日」。 「NTDs:Negrected Tropical Diseases(顧みられない熱帯病)」とは、WHO(世界保健機構)が「人類が制圧しなければならない熱帯病」と定義している20の疾病群(リンパ系フィラリア症、デング熱、ハンセン病、シャーガス病、リーシュマニア症、ギニア虫感染症、アフリカ睡眠病、トラコーマ、土壌伝播寄生虫病、ブルーリ潰瘍、住血吸虫症、嚢虫症、狂犬病、包虫症、食物媒介吸虫類感染症、 風土性トレポネーマ症、マイセトーマ、オンコセルカ症、毒蛇咬傷、疥癬およびその他の外部寄生虫)で、現在、世界の約17億人 (約5人に1人)、アフリカの人口の2人に1人が罹患し、貧困による劣悪な衛生環境などが主な原因とされ、開発途上国や新興国では国が抱える大きな問題となっています。 さらに、昨今の新型コロナウイルス感染症拡大の影で、NTDsの蔓延地域における集団投薬の延期や新薬の臨床開発の遅れが発生するなど、NTDsの制圧活動に深刻な影響が出ているとされます。 第2回目のこの日、NTDsに対する関心を高めるべく、世界統一のイベントの一環として、東京タワーのほか、世界中の著名な建物が当活動のシンボルカラーであるオレンジと紫にライトアップされました。 勝どきの隅田川テラスから築地大橋越しに「希望の光を、NTDsに苦しむ世界の約17億人に届けよう!」とのメッセージを込めた輝きが望めます。