銀造

「祈りの幕が下りる時」 おすすめです 中央区百景

 「祈りの幕が下りる時」は、東野圭吾さんの推理小説です。

東野東吾さんは、主に日本橋人形町を舞台にした「新参者」や「麒麟の翼」を執筆されており、沢山のファンが愛読されていることと思います。 

 この推理小説は、仙台で小料理屋とスナックを経営している女性のところへ、秋保温泉で旅館の女将をしている友人から電話がかかってくるところから始まります。 その女将によれば、住み込みの仲居の募集広告を見てやってきた36歳の女性を自分のところでは不向きなので、スナックで雇うべく面接してはどうかという電話です。 これが、「幕が上がる時」です。

(小説と一緒に写っている中央区案内全図は、京橋エドグランの「中央区観光情報センター」で入手できます。 日本橋、京橋、銀座の観光に大変重宝します。)

舞台は人形町、浜町を中心に全国展開

 どこから警視庁捜査一課所属の加賀恭一郎が出場し、どのように展開されるかは手に取ってお楽しみ下さい。

人形町、浜町、日本橋、常盤橋などでの捜査が展開されますが、東北、中部、滋賀県への出張捜査も描写されています。 

中央区内での捜査場所への移動と場所の描写がとてもリアルで、よく取材をされていると思いました。

芝居の幕が開き、幕が下りるのは浜町 明治座 

 この推理小説の幕あけから、その10年後に加賀恭一郎の出番、過ぎ去った時空間での出来事を読むと、本当にありそうな事件ですし、それを一つ一つしらみつぶしに足で裏付けをとっていく地道な捜査の大切さを学びました。 最後の「祈りの幕」という意味が、未だにわかりません。 原作のお芝居を参照して、それでやっと理解できるのかも知れません。 

出身地との縁を感じさせる小説で、ふと郷里の友人たちの顔が浮かびました。人形町の深煎りコーヒーの美味しい店と、紹介してくれたWLYさんことも思い出しました。

そういえば、明治座にも暫くご無沙汰しています。

「席とりくん」を使って、楽しそうな演劇を見に行きたいと思います。

明治座さんのHPはこちらです。https://www.meijiza.co.jp/

 

浜町公園の盆ダンス 来年が待ち遠しい

浜町公園の盆ダンス 来年が待ち遠しい 「祈りの幕が下りる時」 おすすめです 中央区百景

 宝物の写真を見つけました。2016年8月に、中央区観光大使の皆さんが一緒に撮影に応じてくれた写真です。

太陽を浴びて、かき氷を食べて、夜には盆ダンスを楽しみたいですね。