はじめ

在宅で「銀ブラ」異説考

東京都の緊急事態宣言が再延長され(2021年9月1日時点での想定は9月12日まで)、不急不要の「銀ブラ」をできない日々が続いております。その鬱憤を多少なりとも晴らすために、一般的に知られる「銀座をブラブラ歩くこと」以外の「銀ブラ」について考察してみました。ちなみに「銀ブラ」は、大正時代に生まれた俗語といわれています。

銀座でブラジルコーヒー

銀座でブラジルコーヒー 在宅で「銀ブラ」異説考

以前、中央区観光協会特派員ブログで紹介されていたように、「銀ブラ」は「銀座の老舗コーヒー店カフェーパウリスタでブラジルコーヒーを飲むこと」から発祥したという説があるようです。確かにカフェーパウリスタを利用するとレジで「銀ブラ証明書(兼、ポイントカード)」がもらえ、そこには「あなたは本日、銀ブラ(銀座通りを歩いてカフェーパウリスタにブラジルコーヒーを飲みに行くこと)を楽しんだ事を証明します」と書いてあります。

銀座でブランド買い

銀座でブランド買い 在宅で「銀ブラ」異説考

他に「銀ブラ」といえることがないか考えてみました。まず思い浮かんだのが「銀座でブランド品を買うこと」です。コロナ禍以前、ブランド品を爆買いする外国人観光客は銀座の風景の一部でした。近い将来インバウンド「銀ブラ」需要が復活し、景気がよくなることを願っております。

銀座でブランデー

銀座でブランデー 在宅で「銀ブラ」異説考

アフター・コロナにやってみたい夢の「銀ブラ」が、「銀座の高級クラブでブランデーを飲むこと」です。緊急事態宣言が解除されたところで、富くじにゆかりのある椙森神社と福徳神社にまずお参りし、宝くじを買うことから始めたいと思います。

 在宅で「銀ブラ」異説考

椙森神社(写真左:東京都中央区日本橋堀留町1-10-2)は、日本橋七福神のひとつ。江戸時代に宝くじの前身といわれる富くじ興行が行われました。境内には「富塚」と名付けられた石碑があります。

福徳神社(写真右:東京都中央区日本橋室町2-4-14)でも江戸時代に富くじ興行が行なわれました。「福徳」という縁起のよいお名前の神社で、宝くじ当選祈願のご利益で知られています。

銀座でブランコ

銀座でブランコ 在宅で「銀ブラ」異説考

密にならない「銀ブラ」-例えば「銀座でブランコに乗ること」も「銀ブラ」といえるでしょう。私の自宅の近くでは、中央区観光協会が入居している京橋プラザ前の京橋公園内にブランコがあります。京橋公園は江戸時代に蜊河岸と呼ばれ、江戸三大道場のひとつ、鏡新明智流の剣客桃井春蔵の「士学館」が置かれていました(京橋公園内に設置された説明版による)。

運動不足解消のために近所をブラブラ散歩しながら、銀座の歩行者天国が再開される日を心待ちにする今日この頃です。