育児サポート 春の離乳食料理教室

雪と雷で驚いてから3日後、朝潮運河沿いを歩くと満開の河津桜が出迎えてくれ、改めて春を感じました。
3月22日の土曜日に はるみらい で育児サポート 春の離乳食料理教室が行われました。

晴海地域交流センター はるみらい は令和5年の12月にオープンしました。
地域活動の総合拠点として開設された施設です。
料理スタジオ以外にも学習スタジオや工作スタジオ、音楽スタジオ、またトレーニングルームや屋上の運動スペースなど設備は充実しています。この日も屋上ではキッズのサッカー教室が行われていました。
1階の展示スペースには東京2020オリンピック・パラリンピックの選手村があったことを記念して、選手たちや関係者のサインや折鶴のオブジェが展示されています。
中央区検定試験で折鶴を選択する問題も出題されましたよ。

今日の講座の丹野講師です。
中央区生まれで中央区育ち、二児の母であり、管理栄養士であり調理師・乳幼児食指導士の資格をお持ちです。
講習テキストの自己紹介では、
「育児を経験して、これほど大変な仕事はないと思えるほど育児の大変さを痛感した。そして『育児をしている人のサポートをしたい』と強く思うようになった。
何か役にたちたい、心の支えになりたい
そんな想いで 離乳食料理教室 『おかえりなさい』 を立ちあげました!」
と書かれています。
話を伺うと 子育て中に精神的に追い込まれた経験があったとのこと。
離乳食を作る時に、手間など時間的な手助けになることや、ストックすることで余裕がでることなどを伝えて、お手伝いになればいいなと考えているそうです。

実技は10倍粥から始まりました。 お米1に対して、お水10で炊くおかゆです。
全くのど素人のすっとこどっこいは、あ~そうなんだと妙に納得してしまいました。
次に、離乳食の素材となる野菜をカットしていきます。離乳食なので、加熱した時に柔らかくなりやすい切り方を説明していました。野菜は大きくカットして加熱した方が早く仕上がり柔らかくなるそうです。
キャベツは芯をとり、その葉も離乳食用に柔らかい中心部を選びます。
食材を使い切るために、その除いた葉を別の料理に使用することや、カボチャの切り落とした硬い皮の部分も調理してつまみになると伝えます。

カットした野菜はおかゆと一緒に炊飯器で炊き上げます。炊き上がった後に、食材別に取り出しやすくするために野菜を出汁パックに入れていました。出汁パックは百円ショップでも手に入るそうです。
野菜から出る出汁のみで調味料等の味付けはしていませんが、とてもいい香りがしていました。
子供の成長に合わせて徐々に味をつけていくそうです。マニュアル通りではなく子供に合わせることが大事だと強調していました。

炊き上がった食材をブレンダーでペースト状にしています。
お父さんが大活躍でした。
時代が変わったと思うすっとこどっこいは遅れていますね。子育ては皆で行うものですね。料理上手なお父さんは沢山います。

カボチャやにんじんなどペーストにした食材で、箸やスプーンを使ってお皿に絵を描いています。
春の離乳食料理教室 ですので皆さん春を意識されて花の絵が多く見られます。それとお子様の名前を描いていらっしゃる方もおられました。
離乳食のお子様の 初期・ごっくん期 と 中期・もぐもぐ期 の説明がありました。
発育に合わせて あせらず、ゆっくり と 食べることの楽しさを伝える が進め方のポイントとのこと。
笑顔で話しかけながら、子供と絵を描くのも楽しいですね。

基本的に子供が食べることに興味をもつようにすること、進め方は成長・発達の個人差があるので目安であること、離乳食で使ってはいけない食材とアレルギー反応に慎重・敏感であること、などを講義の時はもちろん実技中も話していました。
時間に余裕をもってもらうことも大事なテーマにしているので、時短のために、ココットなどの耐熱容器を使って子供用のお粥と大人用のご飯を同時に作る方法やある程度大量に作ってフリージングすることなどを説明。小分けにできる保存容器に一食分ずつ冷凍すること。その際の加熱や解凍の注意事項や使い切る期限なども話していました。
最後はみんなで作った離乳食の試食会。大人用のメニューとして、カボチャのペーストを用いたポタージュも紹介されました。
美味しいものを食べている時はみな、いい笑顔になりますね。
料理教室の場にいたのは初めての経験でしたが、預っていた子供の世話をしていた保育士さんも含めて、子育ての応援の姿勢が出ているなと感じました。

丹野講師の次回のレッスンは題して『春のパンまつりレッスン』
離乳食初期から完了期を対象として開催予定です。
4月5日(土)・7日(月)・12日(土)の10~12時
晴海地域交流センター はるみらい2階 料理スタジオ1
応募方法 インスタ(ren935)のDM もしくは LINE (@969mfopj)にて