2025 お花見船 春麗ら隅田川ルート


東京都心の桜は、3月24日に開花宣言が報じられ、月末にかけ3度の夏日を記録するなど汗ばむ陽気が続き、30日に平年より1日、昨年より5日早く満開を迎えましたが、その後一転して寒の戻り(所謂 "花冷え")や小雨が降り続くぐずついた天気にも見舞われ、心持ち開花期が長引き、長く楽しめた印象です。 桜の咲く時期の曇った天気のことを「花曇り」、降る雨を「桜雨」「桜流れ」と呼び、言葉自体は情緒がありますが、やはり青空に映える桜色は春を待ち焦がれた感情が満たされ魅了されます。 近年こうした寒の戻りや天候不順に加え暖冬で休眠打破が不十分だった可能性等々で、開花後も一気に咲き揃うに至らず、蕾、開花、葉桜が混在する所謂 "まだら咲き" 傾向が散見されます。 隅田川が中央大橋上流の佃2丁目付近で東に分流した隅田川派川(晴海運河)沿いに立地し、上下2段の遊歩道を有し、親水エリアでは水と触れ合える石川島公園の桜並木も咲き揃い、週末には大勢の花見客で賑わっています。 東京都公園協会の水辺ラインの「さくら」「あじさい」「こすもす」や、東京都観光汽船 東京クルーズの宇宙船をイメージしたシルバーメタリックの流線形ボディの「ヒミコ」「ホタルナ」「エメラルダス」、船体が赤紺白の「竜馬」、緑白の「道灌」など "花見船" も頻繁に往来しています。