【築地で朝活】テンプルモーニングでお堂も心もきれいに
こんにちは。アクティブ特派員のHanes(ハネス)です。
12月6日、とても久しぶりに中央区内の朝活に参加してきました。
今回の舞台は築地。在りし日の市場の競りに連想されるように、築地にはそもそも朝早いイメージがあると思いますが、今回お邪魔したのは場外市場ではなく築地本願寺!
ちょうど前日の夜、原則毎月第1月曜日の午前7時から「テンプルモーニング」と呼ばれる朝活ができるという情報を入手。
事前予約不要で参加できるということで、これはアクティブ特派員の出番だと思い、張り切って参加してまいりました!
通常のテンプルモーニングは、晨朝勤行に参加し(自由参加)、お堂の柱などをお掃除した後、僧侶の方から「朝の活力ワード」をいただくという流れですが、12月のテンプルモーニングはちょっと特別。
通常立ち入ることのできない場所のお掃除をさせていただくことができました。
気になるその場所というのが、本堂での法要の際に僧侶の方々が座っていらっしゃる畳のところです!
本堂入口付近で受付を済ませ、畳拭きウェットシートをいただき、いざ畳掃除に取りかかります。
フローリングの部屋に住んでいるため畳のお掃除はとても新鮮で、一畳一畳心を込めて丁寧に拭かせていただきました!
しかし、ただ拭き掃除をしただけではなく、面白い発見もありました。
それが、普段ほとんど見かけることのない畳の紋縁です。
調べてみたところ、築地本願寺で使用されているものは小紋高麗縁(通称:九條紋)と呼ばれ、公卿が使用を許された紋縁だったようです。
現在は、寺院などで使用されている非常に珍しいもの。
畳の縁にも格式があったなんて、フローリングの部屋にはない趣を感じることができました。
そして、お掃除中に耳にした僧侶の方からのお話にも発見が!
築地本願寺には、浄土真宗本願寺派とは異なる宗派のあるものが置かれているのだとか。
それが、本堂に向かって右側に祀られている聖徳太子像のそばに置かれている燭台です。
この燭台の装飾をよく見ていただくと分かるのですが、亀の上に鶴がのっています。
これは浄土真宗の中でも大谷派によるもので、本願寺派の場合は花鳥が施されているとはいえ、また異なる形の燭台なのだといいます。
これまで色々なお寺を参拝しても、燭台まで気をつけて見ることはありませんでしたが、今後は燭台にも注目してみようと思うきっかけになりました!
さらに、新米僧侶の朝の日課や東日本大震災発生時の本堂の状況などについても伺うことができました。
そのような貴重なお話の詳細は、ぜひテンプルモーニングに参加して実際に聞いてみてくださいね。
約15分のお掃除後にいただいた僧侶の方からのお話「朝の活力ワード」では、ボランティアの話になりました。
ボランティアの基本原則「見返りを求めない」を仏教に置き換えると、「お布施」にあたるそうです。
築地本願寺でのボランティア活動は、2019年の夏に参加した「築地本願寺納涼盆踊り大会」エコボランティア以来2回目。
今回は仕事が始まる前の短い時間ではありましたが、お金に代えられない貴重な経験となりました!
朝活終了時はまだ8時。朝から得した気分になると同時に、お掃除で心もきれいになったように感じたのもまた事実。
2022年1月のテンプルモーニングは、第1月曜日ではなく、1月11日(火)の開催となります。
2022年から何か新しいことを始めてみたいという方、築地本願寺での朝活はいかがですか?
1ヶ月に1度なら無理なく続けられるうえ、出勤前に場外市場で買い物をする楽しみもできるかもしれません♪
※本記事は、取材当時(2021年12月6日)時点の情報です。築地本願寺の広報ご担当者様のご確認および掲載許可を得ております。