中央区観光検定の朝
地下鉄に乗って銀座駅に到着。銀座プレイス側の階段を見つけて地上に出たら、雰囲気の良い鐘の音が聞こえてきました。4丁目交差点の空を見上げると、時計の針がちょうど9時を指しています。
今日は中央区観光検定の日。せっかく銀座に行くのだから、朝の銀座でも堪能してみようかと、少し早めに家を出発。
コロナ禍だけど、空は青天。銀座日和で、なによりです。
この出入口から、銀座シックスに抜けられる道は、すぐ見つけられました。「あづま通り」といいます。この道を真っすぐに進んでいけば、雰囲気の良さそうな喫茶店が現れるはずです。
銀座トリコロール本店。
ずっと「行ってみたいなぁ」と思っていました。
ここ銀座のお店の中でも有名な、老舗の喫茶店。入り口は木製の回転ドアになっていて、入る時に、何だか、とてもワクワクしてしまうような、そんな佇まい。こういうお店って少なくなってきましたし、さらに「銀座」という場所にあるお店。やっぱり良いなぁ、と思います。
席はほとんど埋まっていたけど、とてもご丁寧な応対で、一階の窓際の席に案内されました。席が残っていたので、とてもラッキーです。
この時間帯だし、「モーニング」を注文。差額を払えば、コーヒーのメニューを変えられるということなので、「カフェオレ」に変えていただきました。
このカフェオレ、本当に良かったぁ。
目の前でサーブされるのですが、コーヒーとミルクの割合を聞かれ、普通は5:5だと仰るので、そのとおりに入れていただくことに。すると、見たことのないパフォーマンスが始まって、ビックリです。
「カフェオレってこうやって入れるんだぁ」と口をパカッと開けて啞然としてしまいました。マスクをしていたので気づかれなかったと思うけど。コーヒーカップがアワアワしているのがその入れ方の結果なのですが、よくこぼれなかったなぁ。
体験されたことのない方は、是非、トリコロールでカフェオレを注文していただきたいです。
カフェオレを飲みながら、優雅なひととき。そして検定本で最後の確認。たまにはこんな贅沢も許される、ということで、自分の中でOKとします。
ボーン。
レジの後ろにある掛け時計が、その時を告げます。9時30分。もう少しゆっくりしたかったけれど、お客も並んできたみたいだし、そろそろ席を立つことにしました。
ブログに載せても良いかと伺ったところ、2階も撮らせていただける、ということなので、階段をのぼってみることに。
モーニングの時間帯は、2階にお客を案内しないらしく、ゆっくりとまわらせていただきました。お客の目線はこれくらいの高さではないかと、少しかがんで撮ってみます。何気に、部屋の配色がトリコロールな感じになってる。そして4つの窓がとても特徴的。今度は2階の窓際で、コーヒーを頼むことができたらいいなぁと思いました。
ということで、第14回中央区観光検定。皆様はどうだったでしょうか。
コロナのオミクロン株が猛威をふるい始めたものの、今年は何とか開催出来た中央区観光検定。2年ぶりということで、心待ちにしていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。コロナ対策の検温チェックや、席に仕切りを設けるなど、今までにない検定試験となりました。
定員の数が以前に比べ100人も減ってしまったので、そのぶん受けられない人が増えてしまうのではないかと思い、今年は受けるのをやめようかとも思いましたが、他の特派員さんの作られた対策動画を見て、つい受けたくなって、郵便ポストに入れてしまいました。
この中央区観光検定はジャンルとしては「ご当地検定」と呼ばれる試験に該当します。ご当地検定は10年以上前にブームになって、全国各地で開催されるようになりましたが、私も、いくつかの街で受けたことがあります。
山梨:風林火山武田検定
東京:丸の内検定
私は歴史が好きなので、歴史が深い観光地に行ったりすると、その土地の検定本を買ってきてしまったりするのですが、試験を続けている街はだんだんと減ってきてしまいました。
北海道︰函館歴史文化観光検定
長崎:平戸検定
(上記4つの検定で続いているのは函館のみ)
開催することすら大変なのに、ましてやこのコロナ禍という苦境の中で、開催に向けて進めてくれた観光協会の方々には、本当に感謝です。
私は特派員になってから毎年受けるようにしています。一番はじめに受けた時の点数をなかなか超えることが出来なくて、「全然成長してね〜な〜」が毎年続いていたのですが、今回、その山をやっと越えることができました。
もしかしたら、今回はいつもと違って、ゆったりと優雅な気分で受けることができたから、達成できたのかもしれません。ん?でもその前に、検定を開催してもらったから、ですね。開催してくれたおかげで朝のトリコロールにも行くことができたわけだし。来年以降も、ずっと続いてくれたらいいな、中央区観光検定は、そんな検定試験です。