【銀座六丁目】 ゴルゴンゾーラのチーズケーキ「LESOLCA(レゾルカ)」
このブログの中でも春のきざしを感じる記事が目立つようになりました。
冬場は何かと中食(なかしょく)活動がはかどりましたが、暖かくなるのももうすぐですね。
さて、めぐる季節にかかわらず、今日も一風変わったスイーツをご紹介したいと思います。
西五番街通りに移転オープン
今回レポートするお店は銀座六丁目のLESOLCA(レゾルカ)です。以前はすぐ近くの別のビルの10階にあったそうですが、2022年1月に「こゆるぎビル」1階に移転しました。隠れ家のような佇まいが素敵ですね。西五番街通りは、中央通りと平行する並木通りとすずらん通りの間にある道です。
一風変わったスイーツとは、ここLESOLCA(レゾルカ)のチーズケーキのこと。それではさっそくご紹介します。
その名も「贅沢チーズケーキ」
贅沢チーズケーキ 2,700円(税込)
こちらが噂のレゾルカの贅沢チーズケーキです。このケーキにはクリームチーズのほかにブルーチーズが使われていて、添付のはちみつをかけて味わうというお楽しみが用意されています。
このはちみつや隠し味の塩も地中海から厳選した素材とのことです。
表面を覆っているクルミ入りのクランブルはそぼろ状のクッキーのようなもので、なめらかなケーキとの食感の違いがいいアクセントになっています。
カットするとブルーチーズのゴルゴンゾーラがあらわれて独特の香りがしました(トップ画像)。甘いだけではない、期待が高まる香りです。こだわりの素材に注目しながら味わってみます。
ゴゾ島の塩(マルタ共和国)
マルタ共和国は、地中海に浮かぶ複数の島からなる小さな島国です。首都バレッタがあるマルタ島に次いで大きな島がゴゾ島で、マルタに住む人々も週末や夏休みになるとフェリーで遊びに行く自然豊かなリゾート地となっています。
ゴゾ島(マルタ島の北端からフェリーで25分)
ゴゾ島の特産品のひとつに塩があり、海岸では塩田を見ることができます。
昔ながらの製法で、ゆっくりと時間をかけて作られるゴゾ島の塩。レゾルカの贅沢チーズケーキのトッピングにはクランブルとともに、このゴゾ島の塩が散りばめられています。以前に旅行でゴゾ島を訪れたときは中央区でゴゾ島の塩を使ったスイーツに出会えるとは思ってもみませんでした。遠い地中海から銀座までよく来てくれましたね。
現地の言葉でラムラハムラ(赤い砂)と呼ばれるゴゾ島のラムラ湾(Ramla Bay)。青く透き通った地中海とのコントラストが見事です。
ゴルゴンゾーラについて
世界三大ブルーチーズに数えられるゴルゴンゾーラ。名前の由来となったゴルゴンゾーラ村は北イタリアの内陸部、ロンバルディア州ミラノ県にあります。青カビのチーズの中ではもっとも身近に感じるゴルゴンゾーラも、チーズケーキの中にインしているというのはまだまだ珍しいと思います。濃厚で少し苦みのあるゴルゴンゾーラの風味が加わった贅沢チーズケーキはこれまでにはなかった趣(おもむき)。お酒がお好きな方はぜひワインと一緒に召し上がってみてください。
最後ははちみつをかけて
そのままの味を楽しんだあとは、ピッツァのクアトロ・フォルマッジのようにはちみつをかけることでまた違うおいしさが待っているのもこのケーキの醍醐味です。添付のはちみつは季節ごとに替わるそうで、今回はイタリアのカンパーニャ州の「栗 Bio はちみつ」というものでした。カンパーニャはピッツァ発祥の地であるナポリを州都とする地中海に面した南部の州です。「甘さが控えめでビターな味わい」という説明書きのとおり、ゴルゴンゾーラに引けを取らない渋い味と香りのはちみつで贅沢チーズケーキによく合いました。
おいしいものにあふれている中央区にはまだまだ知らないものがたくさんありますね。「東京のおいしいチーズケーキ」という話題では必ず名前が挙がるレゾルカ。旅情を感じる素材のセレクトもうれしい発見となりました。ブルーチーズを使ったスイーツは意表をつくおいしさで、これからいろいろなお店で見かけるようになるかもしれません。みなさんもぜひご注目ください。