通販で買えない特別な手土産はいかが?
~銀座ベーカリー「Gスティック」~
こんにちは。Hanes(ハネス)です。
中央区に遊びやご旅行に来られた際には、店舗限定品やオンラインで販売されていないお土産を探される方も多いのでは?
しかし、そのようなお土産の選択肢は多く、悩んでいるうちに時間が過ぎてしまいがち(実体験)。
そんな時の助け舟となるのが、「中央区推奨土産品(Central Tokyo Premium Selection)」です。
これは、消費者の皆様からの応募と投票によって認定された「食部門」の20品、「モノ部門」の20品からなる合計40品のことで、定評のあるお土産が一目でわかります。
本記事では、江戸400年の歴史と最先端が共存する街・中央区ならではの魅力と作り手の想いが詰まったその品々の中から、「食部門」で入賞した銀座ベーカリーの「Gスティック」に注目!
店長の丸山豪士さんにご協力いただき、特派員ブログだからこそ得られる情報をたっぷりとご紹介します。
目次
・銀座ベーカリーの歴史
・「アスパラガスビスケット」とどう違う?「Gスティック」発売秘話
・「Gスティック」が特別なお土産になる理由
・可能性は無限大!「Gスティック」の味わい方
・銀座ベーカリーの「美味しい三銃士」(商品紹介)
・銀座の隠れ家でイートイン
・おわりに
・東京まんなかippin堂のご案内
・ご紹介店舗情報
銀座ベーカリーの歴史
銀座ベーカリーは、「たべっ子どうぶつ」や「アスパラガスビスケット」で知られる製菓会社ギンビスゆかりの焼き菓子店。
銀座1丁目にお店を構え、ビスケット製造技術を生かした「Gスティック」、「カステラビスケットサンド」、「レアーズ」の3商品を展開しています。
遡ること1930年、墨田区で「宮本製菓」として創業。
1945年には「銀座ベーカリー」の名のもと銀座の中央通りでレストランを営む傍ら、店頭でパンやお菓子を販売していました。
しかしお菓子の需要が高まると、生産が追いつかなくなるという嬉しい悲鳴をあげるまでに。
ここでお菓子製造に一本化し、創業の地である「銀座」と「ビスケット」へのこだわりから、1974年に社名を「ギンビス」に改称。
本社を日本橋浜町へ移し、茨城県古河市にあるセントラル工場でお菓子の製造を始めました。
さらに2013年には、懐かしの「銀座ベーカリー」という名で別会社を設立。
銀座に舞い戻り、店舗販売をスタートさせました。
これまでに培ってきたビスケット製造技術を生かし、「自分たちにしか作れないものを作ろう」という思いが根底にあるため、焼き菓子店の競争が激しい銀座の地であっても、あえてマカロンやフィナンシェなどは作らず3商品で勝負。
ビスケット製造に対する想いが人一倍強い会社・お店となっています。
「アスパラガスビスケット」とどう違う?「Gスティック」開発秘話
前述の通り銀座ベーカリーでは3商品を展開していますが、開店当初からのロングセラーが、銀座(Ginza)のGを冠したスティックタイプのビスケット「Gスティック」です。
味は、セサミ、枝豆、野菜の3種類で、「中央区推奨土産品」にも認定されています。
ギンビスというと、1968年に発売され、1975年にモンドセレクション金賞を受賞し、3世代にわたって愛されている「アスパラガスビスケット」(150円台)が有名ですよね。
「アスパラガスビスケット」より少々長くも見た目がそっくりの「Gスティック」(税込631円)には、果たしてどのような特徴があるのでしょうか。
丸山さん曰く、「Gスティック」のセサミは発売当初の「アスパラガスビスケット」の食感に近く堅めで、噛めば噛むほど味が出るそうです。
現在の「アスパラガスビスケット」は時代に適応しながら少し柔らかく作られており、両者の違いは断面を見ると一目瞭然。
写真右下の左側が「Gスティック」のセサミ、右側が「アスパラガスビスケット」で、目の細かさや焼き具合の違いが分かるのではないでしょうか。
右上:(上)Gスティック セサミ(下)アスパラガスビスケット
右下:(左)Gスティック セサミ(右)アスパラガスビスケット
また、「Gスティック」のセサミの方がこんがり堅めに焼きあがっていることもありビスケットそのもののうまみが味わえ、香ばしさが印象的。
「アスパラガスビスケット」が安定した人気を誇る中で「Gスティック」を発売した背景には、ビスケット本来の旨みや食感をより強く感じられる焼菓子を販売していきたいとの思いと、食育の観点からも咀嚼の重要性を感じたことにあります。
現・ギンビスが創業時に掲げたモットー「真心を込めて食生活に貢献すること」に立ち返り、昔ながらの味を復活させるとともに咀嚼回数の増える堅めに仕上げることで生まれた商品こそ、この「Gスティック」なのです。
また、「Gスティック」の枝豆と野菜はじゃがいもの澱粉を使用して作られているため、よりサクサク食感が楽しめます。
枝豆の方には青大豆やチーズが入っており、野菜の方にはじゃがいも、トマト、パセリ、かぼちゃ、赤ピーマン、グリーンピース、ホウレンソウ、チーズと野菜が豊富。
いずれも野菜の香りや味がほんのり残っているものの主張は控えめなので、野菜に好き嫌いのあるお子さまでも苦手意識を持たずに召し上がれるのではないでしょうか。
さらに、揚げずに焼いているためヘルシー。老若男女を問わず楽しめる、銀座ベーカリーの歴史と知恵が詰まった逸品です。
「Gスティック」が特別なお土産になる理由
ギンビスの「アスパラガスビスケット」が身の回りのスーパーやコンビニで安く手軽に買える一方、なぜ「Gスティック」がお土産として選ばれているのでしょうか。
そこにはれっきとした理由がありました。
それは、実質上銀座1丁目にある銀座ベーカリーの店舗でしか購入できないからです!
焼いて作る「Gスティック」は割れやすくデリケートなお菓子。
運が良いと百貨店の催事で購入できますが、そこまで運搬する際もチャーター便を使用するという徹底ぶり。
たいていのものがオンラインで買えるようになった現代ですが、現地でしか購入できないものを求めて足を運ぶグルメな方が多いのも事実です。
7月6日以降も日本各地の催事に出展予定。都外にお住いの方もこの機会をお見逃しなく!
個人的に旅先でお土産を選ぶ際には、商品名やパッケージに旅先の地名が入っている、現地でしか買えない(オンラインショップで取り扱いがないもの)という2点を決め手にしています。
商品名などからどこのお土産かが分かるとそこから会話が生まれますし、便利な時代になったからこそ、現地でしか買えない貴重なお土産だと嬉しくなりませんか?
しかしそこで直面する問題が、「現地でしか買えない=日持ちしない」というレアなお土産あるある。
確かに、生菓子や鮮度が重視される食品をお土産にするのは難しいですよね。
でも銀座ベーカリーの「Gスティック」なら、日持ちが製造から4ヶ月あるうえ、通販で買えないというレア感もプラス!
発送せず、割れないよう気をつけて持ち運べる距離ならぴったりの銀座土産になることでしょう。
可能性は無限大!「Gスティック」の味わい方
セサミ、枝豆、野菜と3種類展開の「Gスティック」はワンハンドで食べやすいうえ季節を選ばず、幅広い年齢層の方にお楽しみいただけます。
さらに中央区推奨土産品のページで紹介されているように、ビールやワインとの相性も良いとのこと。
そういわれると気になるので、実際にビールやワインのおつまみ、コーヒーや紅茶のお茶うけにしてみました。
個人的な感想ですが、ビールには適度な塩気と豆の風味豊かな枝豆がぴったり。
赤ワインには特にセサミと野菜が合うのですが、強いていずれか選ぶのであれば、チーズが入っており、見た目もチェダーチーズのような色の野菜がおすすめ。
苦みのあるコーヒーとすっきりとしたストレートの紅茶には、3種類の中で最も甘みのあるセサミがしっくりきました。
もちろん好みは人それぞれなので、3種類の食べ比べをしながらお酒やお茶を楽しんでみてはいかがでしょうか?
また「アスパラガスビスケット」同様、「Gスティック」にも塩がまぶしてあります。
これからの季節には熱中症予防の塩分補給になりますし、カルシウムや食物繊維も摂取できます。
私は自転車で長距離を走ることもあるので、筒状のしっかりした容器に入っている「Gスティック」は持ち運びしやすく、サイクリングの際の補給食にも良さそうと思いました。
さらに、バニラアイスに合わせると適度な塩気が味を引き締めてくれ、夏のおうちデザートに早変わり!
このように、「Gスティック」の味わい方や楽しみ方はまさに無限大。
ぜひお好みの組み合わせを探してみてくださいね♪
銀座ベーカリーの「美味しい三銃士」(商品紹介)
たっぷりと「Gスティック」の魅力をお伝えしたところで、銀座ベーカリーの残りの2商品「カステラビスケットサンド」と「レアーズ」をご紹介します。
カステラビスケットの間に生クリームが挟まっているスイーツ「カステラビスケットサンド」は、ラムレーズンとチョコレート ディップ、プレーンの3種類で展開されています。
見た目が似たようなサンドはスーパーのアイスコーナーや他店でも見かけますが、この商品の誕生には、奥の深いエピソードがありました。
現・ギンビスや銀座ベーカリーの前身となる宮本製菓の創業者は、実はカステラや和菓子を作る職人でした。
リヤカーにカステラを積んで販売するものの、水分含有率が高く傷みやすいのが悩み。
そこで日持ちのするビスケットが生まれることになるのですが、このカステラとビスケットのいいとこどりをした生地こそがこのカステラビスケットサンドに使われています。
ビスケットにしては厚みがあってしっとりしているのが、右下の写真から伝わりますでしょうか?
食べる際に生クリームが飛び散らないようほぼ北海道産の純生クリームを使用し、チルド帯に相当する1度で管理し形を保ちます。
生クリームはきめが細かくさっぱりとしており、カステラビスケット部分の柔らかさが均等である点にも銀座ベーカリーの職人の皆様の並々ならぬ努力が詰まっています。
そのように温度管理が美味しさの鍵となるデリケートなお菓子であることから、持ち歩き時間1時間まではドライアイスで対応できるそうですが、イートインが断然おすすめ。
アイスのように凍っているわけではないので、1年中通してデザートにぴったりです。
私が選んだラムレーズンは、なによりレーズンが大きくて存在感があり、生クリームに良いアクセントを加えていました。
これまでにない絶妙な食感の生地に後味爽やかな生クリームの挟まった「カステラビスケットサンド」の美味しさを知ってしまったら、他のビスケットサンドには戻れなくなります!
一方、柔らかいアメリカンクッキー「レアーズ」は、パイナップル、メープルチョコレート、マカダミアナッツ&レーズン、バターアーモンド&キャラメル、オートミール&レーズン、マカダミアナッツ&チョコレートチャンク、コンデンスミルク&小豆、ウォールナッツ&ブラウニー、チーズ&バター、チョコレートチャンクの10種類で展開。
ご覧の通り、マカダミアナッツやくるみが惜しみなくごろごろ入っていて満足度は高め♪
さらに開封した瞬間に、ブラウニーの濃厚な香りやナッツとバターの芳醇な香りがあふれ出し、実際に口にする前に幸せな気分に浸れます。
添加物などを極力使用しないようにしていることから、製造日より日持ちは14日間とクッキーにしてはやや短め。
アメリカンクッキーは5年位前からコンビニでもよく見かけるようになり、私も何度か食べたことがあります。
しかし、銀座ベーカリーの「レアーズ」はそれらと比べて柔らか。
ケーキのような食感を残しているため、サクサクというよりしっとり。
生を彷彿させる「レア」な食感が特徴の他では真似できない「レア」な商品となっており、「職人技の粋、銀座の粋 粋Sweets」である理由にも納得です。
店舗では「Gスティック」、「カステラビスケットサンド」、「レアーズ」と3商品のみを販売していますが、まさに量(商品数)より質!
銀座ベーカリーの「美味しい三銃士」とも言える商品は、一度試す価値があると言えるものばかりです。
銀座の隠れ家でイートイン
今回は仕事の昼休みを利用して取材に伺ったのですが、午後の始業まで残り30分あるということで、インスタグラムで見かけてから気になっていた「カステラビスケットサンド」のラムレーズンで糖分補給!
今回利用した2階のイートインスペースには15席あり、大きな窓が半分空いていることから開放感がありました。
また、中央通りから数本離れた銀座レンガ通りに面しているため隠れ家的な落ち着いた雰囲気があり、ゆったりとした時間が過ごせるのも嬉しいポイント。
写真に写っている通り、購入商品に加えてアイスティーと試食の「Gスティックセサミ」もいただきました。
1階の店舗では、感染症対策を講じた上で「Gスティックセサミ」と「レアーズ」の試食を実施。
似たような商品は数あれど、見ただけではその違いが分かりません。
それらの購入を検討されている方は、お店の方にお声かけし、試食することをおすすめします。
おわりに
今回の取材を通し、銀座ベーカリーによる巧みなビスケット技術の応用にふれ、ビスケットの可能性とその本来の美味しさに気づくことができました。
日持ちや食べやすさを考慮した柔らかい焼き菓子も多い中、美味しくて健康を配慮したワンランク上の「Gスティック」は季節や年齢を問わず楽しめるので、今後の手土産の選択肢にしたいと思っています。
皆様も銀座にお越しの際は、ぜひ銀座ベーカリーの店舗に足を運んでみてくださいね。
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東京まんなかippin堂のご案内
昨年に引き続き、7月1日(金)より「東京まんなかippin堂」にて中央区推奨土産品の詰め合わせのオンライン販売が始まります。
この詰め合わせの中にはなんと、今回ご紹介させていただいた銀座ベーカリーの「Gスティックセサミ」も含まれます!
店舗や催事でしかお取り扱いのない「Gスティックセサミ」をオンラインで購入できる機会はめったにないほか、今回に限り中央区観光協会が半額を補助。さらに送料無料!
「アスパラガスビスケット」ファンの皆様も要チェックです♪
※今回 東京まんなかippin堂より発送する際は、割れを防止するため専用ボックスを用意するそうです。
ご紹介店舗情報
銀座ベーカリー
住所:東京都中央区銀座1-5-5
電話番号:03-3538-0155
営業時間:[月~土]11時~20時、[日]11時~18時
定休日:不定休(※ご来店前に店舗にご確認ください。)