隅田川を屋形船の屋上デッキから
市民防災まちづくり塾の語り部(かたりべ)土屋信行さんが隅田川と小名木川を案内する見学会に参加しました。
見学会の正式名称は「隅田川高潮対策施設見学会」ですが、むずかしい話はなく、秋晴れの天候にも恵まれて屋形船の屋上デッキで心地良い風を感じる機会になりました。乗船時間はたっぷり3時間のコースです!
主な行程
北品川→東京湾→隅田川→清洲橋→小名木川→旧中川で転回→小名木川→隅田川をさらに北上→水神大橋で転回→隅田川を南下→東京湾→北品川
小名木川は扇橋閘門で水位差を調節するため閘室で水位の調整を待つ時間があり、閘室の壁を見ながら船の上下動を感じます。
隅田川の水上は穏やかで波もなく、開放感のある屋上デッキには歩き回れる余裕もあり居心地のよい場所でした。
屋形船が隅田川に差し掛かると、築地市場跡に残る赤い水門、聖路加ガーデンのスーパー堤防と隅田川テラス、霊岸島検潮所の話をしてくださり、船宿に帰る時も、両国橋・新大橋・勝鬨橋など隅田川に架かる橋の特徴や佃の高層タワーのまちづくりについても聞かせてくださいました。
災害列島の作法
見学会の参加者には土屋さんのサイン入り新刊本も進呈されました。土屋先生のやさしい語り口や人柄にすこし触れてみたいと思われる方は市民防災まちづくり塾に掲載される講演会や見学会の情報をご覧ください。
『災害列島の作法』女川町の奇跡 防潮堤のない 復興まちづくり
主婦の友インフォス 2022年10月31日発売
水辺で何を考えますか
水都東京を創る会の早瀬理事長が日本橋川、神田川、隅田川、亀島川を案内する見学会にも参加したので先月は週末ごとに水辺の観光について考えていました。
お二人ともお話が上手なので、水辺から中央区の魅力を探りたいときはガイド付きの舟運(しゅううん)を活用してみてください。
市民防災まちづくり塾の土屋さんから「ペンをとる必要はありません。船からの風景を楽しんでほしい」と言われました!各団体の情報はこの記事のリンク先から入手できます。
屋形船に乗船する前日は、朝潮水辺フェスタの会場で小魚やクラゲが行き交う姿をこどもと見ながら水面に親しんだばかりでした。
都市に流れる川の再生は、まちづくりの防災を検討する機会にもなると大きな話になりますが、自分ならどういう楽しみ方をしたいかをあらためて考えるきっかけになります。
水都の未来にますます関心を寄せながら、観光コースに中央区内で楽しめる水辺も加えていけたら良いですね。