rosemary sea

『白鶴銀座天空農園 』 2023年の今年も田植えです
  ~ 白鶴酒造 ~

リモートで、愛する中央区をナビゲートします、rosemary  sea  です。

 

神戸に本社を置く白鶴酒造株式会社さん、東京支社ビルは銀座にあります。

今回のご紹介は、この銀座のビルの屋上「白鶴銀座天空農園」の田植えです。

今回も白鶴酒造株式会社 東京支社 営業サポートグループ 山田亜由美さんにお世話になりました。

山田さんは白鶴銀座天空農園のチームリーダーをされています。

冒頭画像の中央の人物です。

 

※ 昨年の田植えの記事はこちらです。

⇒ https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=3119

※ 昨年の稲刈りの記事はこちらです。

⇒ https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=3460

 

白鶴酒造さんは、日本酒の情報発信の一環で、2007年より東京支社ビル屋上でお米を作るプロジェクトとして「白鶴銀座天空農園」をつくり、独自開発米「白鶴錦」の栽培に取り組んでおられます。

17年目、17回目の田植えとなります。

ロズマリはここ天空農園の2017年の稲刈りより連続してこちらの田植え・稲刈りなどをご紹介させていただいております。

 

本日5月24日(水)はいよいよ今年の白鶴錦の銀座デビュー、田植えです。

 

今年のスペシャルゲストは2023 Miss  SAKE ファイナリストの2名。

白鶴酒造の社員さんたち約30名とともに田植えをされます。

 

午前10時、7階フロアに皆さま集合です。

白鶴酒造株式会社 執行役員の中尾嘉彦・東京支社長、Miss SAKE ファイナリストの2名、それから天空農園をご協力いただいている西武造園株式会社 藤代あゆ美課長がそれぞれご挨拶、最後に天空農園チームリーダーの山田さんより以下の説明がありました。

☆ 田植えについて

① 苗の茎の部分だけを引っ張らないように注意し、根の部分を優しくほぐします

② 苗5、6本を1束で取るようにして、人差し指・中指・親指3本の指に挟みます、鉛筆を持つような感じで

  植える際、浅いと浮いてしまうので、田の底に指が当たるくらいまでしっかり深く植えます

  植える場所についてはロープを張って目安を作っています

  また、ロープには25cm間隔でビニールテープが貼ってあります

  その間隔に合わせてロープを越えた先に植えるようにしてください

  この時に曲がって植えていってしまうと後で草むしり等大変になりますので、ロープを持つ担当の方はきちんとロープを張って、たわんでしまわないようにきっちり場所を決めてください

③ 自分で歩いて後ろに下がって植えていきますが、植えた苗は踏まないように

  足の跡の穴などは塞いで後ずさりしながら進みます

 

さて、屋上に移動し、裸足や長靴、ビーチサンダル姿になっていただきます。

 

この日の天気は快晴、風も吹いていません。(田植え後の午後からは強風となりましたが。)

気温は暑くも寒くもなく、日差しは強いですが、田植えとしては適した日和です。

 

さあ、田植えスタートです。

社員さんたち、田に入っていきます。

Miss SAKE ファイナリストのお二人とも、一緒に田植えをされました。

 

 『白鶴銀座天空農園 』 2023年の今年も田植えです
  ~ 白鶴酒造 ~
 『白鶴銀座天空農園 』 2023年の今年も田植えです
  ~ 白鶴酒造 ~
 『白鶴銀座天空農園 』 2023年の今年も田植えです
  ~ 白鶴酒造 ~

まず、白鶴銀座天空農園 チームリーダーの山田さんからコメントをいただきました。

「現在、白鶴銀座天空農園のプロジェクトは東京支社営業サポートグループのメンバー、女性7名・男性1名が、総務や営業事務などの日々の業務と並行して運営しています。

天空農園の稲刈りは、穀物検査の都合上、収穫の期限が決まっています。

2023年は収量を増やしていくことを目標として、稲への日照積算温度を少しでも増やせるよう、例年より少し田植え時期を早めて行うことにしました。

初めての試みのため、どのような効果が出せるのか未知数ですが、また今シーズンも愛情込めて育てていきたいと思います。」

 

 『白鶴銀座天空農園 』 2023年の今年も田植えです
  ~ 白鶴酒造 ~

ここで西武造園 藤代あゆ美さんにインタビューです。

ー 日照時間を長くする、ということの効果について、詳しく教えていただけますか?

1週間くらいですとあまり変わらないで夏の間に追いついてしまうのですけど、3週間くらいずらして早めて、日陰でしたり、水温が上がらなかったりする積算温度とか日照時間をかせぐために、今回、田植えを前倒しします。

(田植えを早めることは)ここの天空農園で行うのは初めてなので、楽しみに観察したいな、と。

ー 昨年徹底された「肥培管理(ひばいかんり:肥料や水やり、害虫駆除などを総合的に管理すること)」はいかがでした?

影響があったかどうか、はっきりとはわからないですけど、想像したより収量が減らなかったので。

おととしよりは昨年の方が収量は減っているのですけど、著しくは減らなかったです。

肥培管理徹底は去年は良かったのではないかと思います。

ー 生育期間が長くなったということは、肥料を足す間隔も少し長くなる、ということですか?

追肥の回数は増やさなければいけないかな、と思います。

葉の色を今回も観察しながら追肥、という、様子を見ながらやっていきます。

生育期間が長くなる分、、どうなるか、やってみないとわからないですが。

ー 風はどうですか?

一番大きな田んぼについては、去年は風が巻いている感じでしたね。

昨年は大きな台風が来なかったので、今年はどうなるでしょうか。

ただ、(屋上周囲の1m以上の)壁がありますので、少し守られているかな。

ー 風が巻いて稲が倒れてしまうといけないのですよね。

そうですね、実が入ってから倒れてしまうといけません。

稲の頭が重くなるので、倒れやすくなります。

倒風防止のために肥料をやりすぎない、ということです。

ー 要は刈り取る前に実っていれば良いのですよね?

そうですね、なかなか難しいですけどね。

ー しかし、このような環境の田んぼで毎年酒米を作れることは、すばらしいですね。

土の厚みがなくて、大変ですけれど。

ー ありがとうございました。秋の稲刈りの際もまたよろしくお願いいたします。

 

 『白鶴銀座天空農園 』 2023年の今年も田植えです
  ~ 白鶴酒造 ~

田植えを終えられた方から順に、手や足を洗います。

 

 『白鶴銀座天空農園 』 2023年の今年も田植えです
  ~ 白鶴酒造 ~

・・・田植えは1時間ほどで終了です。

皆さんで記念撮影。白鶴さんのポーズと言えば、『まる』、ですね。稲が丈夫に育ちますように。

秋の稲刈りが、今年も待ち遠しいです。

 

最後に Miss SAKE ファイナリストのインタビュー。

お二人とも6月23日には最終選考会を控えています。

そこで2023 Miss SAKE グランプリ(日本代表)が選ばれます。

 

 『白鶴銀座天空農園 』 2023年の今年も田植えです
  ~ 白鶴酒造 ~

先に、Miss SAKE 秋田 高橋凛(たかはし りん)さん。

ー お店をやっていらっしゃる?白金高輪で「漬けると燻(いぶ)す 烈(れつ)」、燻製居酒屋ですか。

はい、マネージャーです。

実家が漬物屋をやっていまして、発酵と燻製が得意なので、それを生かした居酒屋さんをやっています。

ー 今回、Miss SAKE のファイナリストになられたのですね。

はい、日本酒を多く取り扱っていますので、皆さんに美味しさを知ってもらいたいなと思いました。

ー 6月23日、最終選考会、がんばってください。漬物はどのようなものが日本酒に合います?お店でも出されています?

秋田の漬物、いぶりがっこが合います。

日本酒はやはり秋田のお酒が合いますね。

その土地のお水とお米を使っているので。

ー 燻製も出されていますよね?

そうですね、お肉とかお魚を燻製して出したり。

あと、いぶりがっこも燻製ですので、ピザとか。

ー お店もこれからですね?

去年の暮れからですから、これからです。

ー 田植えはされたことは?

秋田なので、田植え体験みたいなものがあったのですけど。

ー 学校で?

そうですね。

こんな東京のど真ん中で、まさかビルの屋上で田植え体験ができるとは思いませんでした。

ー 田植えの感想は?

こんな小さな区域だったのに、めちゃくちゃ大変だったので。

これからもっと日本酒を味わって飲めるな、と思いました。

ー 日本酒はよく飲まれます?

めちゃくちゃ大好きです。秋田のお酒、大好きです。

季節に合わせたものが一番美味しいですね。

どこの銘柄さんも今は夏酒とかも出していますので、天候に合わせてとか、冷たくしてキュッと。

ー 昨年こちらで採れた酒米でできたお酒、後ほど試飲できますね。

はい、楽しみです。

ー ありがとうございました。

ありがとうございました。

 

 『白鶴銀座天空農園 』 2023年の今年も田植えです
  ~ 白鶴酒造 ~

続いて、Miss SAKE 千葉 齋藤ひかり(さいとう ひかり)さんです。

ー 齋藤さん、お待たせしました、千葉の代表ですが出身は神奈川、ドイツ育ちとうかがいましたが。

そうなんです。生まれて9か月で父の都合でドイツに引っ越しして、そこで12年間過ごしました。

神奈川に戻ってきましてから社会人になるまでの8年くらいですかね、大和市というところです。

ドイツはデュッセルドルフ市です。

ドイツで現地の幼稚園、現地の小学校、4年制なんですけど、そこから途中で日本人小学校に編入しました。

ー 今日までに、田植えのご経験は?

ないですね。

田んぼに行ったことはあるのですが田植えは初めてです。

ー 日本酒はお好きですか?

たしなむ程度ですが、大好きです。

最近はお燗したものに挑戦しています。

ー ここ天空農園には研修でいらっしゃいました?

はい、2週間前です。

その時にはこのような準備もできていなくて。

ー 代掻き(しろかき)の前でしたからね。

全然違っていました。

ー 後ほど、昨年こちらでできたお酒の試飲がありますね。

楽しみです。

ー 6月23日の最終選考会、期待しております、がんばってください。

はい、ありがとうございました。

 

 『白鶴銀座天空農園 』 2023年の今年も田植えです
  ~ 白鶴酒造 ~

フロアでは昨年の酒米から造られた純米大吟醸酒『白鶴 翔雲 純米大吟醸 銀座天空農園 白鶴錦』の試飲がされています。

フルーティーでとても美味しいお酒です。

 

なお、天空農園の日々の様子はSNSでも配信されています。ご覧になってください。

公式 Instagram

⇒ https://www.instagram.com/hakutsuru_ginza_official/

公式 Fcebook

⇒ https://www.facebook.com/hakutsuru.ginza.official/

 

白鶴酒造株式会社 東京支社

銀座5-12-5

東京メトロ日比谷線 東銀座駅 至近 (銀座駅からも近いです。)

歌舞伎座の信号角、向かい側のビルです。

03-3543-0721

白鶴酒造さんのホームページはこちら

⇒ http://www.hakutsuru.co.jp/