隅田の花火

明石町・聖路加のあじさい

中央区の明石町にある聖路加国際病院(聖路加国際大学)のお庭です。3年前の今頃の写真ですが、写っているのは、アメリカ公使館跡の記念碑、そして中央区の花に指定されている、つつじです。

毎年桜の花が終わると、このつつじの季節が訪れますが、写真のようにその季節が終わりを迎えると、またそれに入れ替わるように咲き始める花があります。

 

 明石町・聖路加のあじさい

(2016/5/29撮影)

あじさいの花です。

都会にある中央区で、あじさいはわりと目にする花で、中央区の街の風景にも溶け込んでいる花と言えるでしょう。その中でも私が良いと思う場所の1つが、この明石町の聖路加病院の辺り。異国情緒のあるこの場所で咲くあじさいは、不思議と心に安らぎを与えてくれるような感じがして、特別です。

ちなみにこの花は、「隅田の花火」と呼ばれるあじさいで、私のブログネームはこの花の名前からとらせて頂いています。

 明石町・聖路加のあじさい

(2018/6/8撮影)

花と一緒に写っているのは、「トイスラー記念館」や「トイスラーハウス」と呼ばれる建物。元々は隅田川のほとりにありましたが、聖路加タワーを建てた時に解体され、その後、今の場所に復元されました。その傍らで、夏の隅田川の花火のように開く、少し洋風にも見えるこのあじさい。なかなか良いではありませんか。

 

 明石町・聖路加のあじさい

(2015/6/14撮影)

これからの雨の季節に花を咲かせるあじさい。昔に撮った写真を見ると思うのですが、青空だったり、陽の光が当たったりしていると、写真写りが悪いんですよ。曇っていた方が映えるのが不思議です。小雨が降っているようなの空の方が、生き生きとしている、そんな花です。

 明石町・聖路加のあじさい

(2017/6/11撮影)

聖路加のある明石町は開国の頃、外国人居留地のあった場所です。なのでこの辺りには、史跡が点在しています。先ほどのアメリカ公使館跡の記念碑は、トイスラー記念館の隣にありますが、違う場所にもあります。それは聖路加タワーの出口から隅田川に出る辺りで、ここでも雨の季節にあじさいが花を咲かせます。

 明石町・聖路加のあじさい

(2015/6/14撮影)

昔撮った写真を整理していたら、この聖路加辺りで、毎年のようにあじさいの写真を撮っていることに気づきました。その年の気候や、手入れ、剪定のされ方で、毎年違った咲き方をします。全然咲いていないこともあったり・・・。今年はどうなのかな?と思って、雰囲気の良い聖路加の辺りを自然と歩いていたのだと思います。

 明石町・聖路加のあじさい

(2018/6/8撮影)

この辺りの雰囲気の源流は、明石町の歴史にあります。歴史好きな方であれば、少し歴史を調べてみて、この明石町辺りを歩きまわってみるのもオススメ。秋の落葉の頃も良いですが、このあじさいが花開く季節に散策されてみてはいかがでしょう?

 明石町・聖路加のあじさい

(2016/6/5撮影)

明石町は、隅田川という水辺にすぐ出られるのも魅力。川のほとりでは、親子で、夫婦で、お一人で、それぞれの時間を過ごします。これから雨が多くなってくるかと思いますが、あじさいの花を見に、傘を持って出かけてみませんか?