「銀座でつくったお米の日本酒」「銀座から世界へ」
『白鶴 銀座 天空農園の酒』 “リニューアル”発売記念唎き酒会
~ 白鶴酒造 ~
『ギフト、そして自分も楽しむ』をフォーマルに取材します、rosemary sea です。
いつもセミナーをご紹介させていただいております白鶴 銀座スタイル(HAKUTSURU GINZA STYLE)さん、こちらは神戸に本社を置く白鶴酒造株式会社さんの東京支社ビル内にあります。
昨年の唎き酒会のもようもこちらでご紹介させていただきましたが、5月27日(月)、ここ白鶴 銀座スタイルにおいて『白鶴 銀座 天空農園の酒』“リニューアル”発売を記念して、マスコミ関係者向けに唎き酒会が開催されました。
白鶴酒造さんは、日本酒の情報発信の一環として、2007年より東京支社ビル屋上でお米を作るプロジェクトとして「白鶴銀座天空農園」をつくり、独自開発米「白鶴錦(はくつるにしき)」の栽培に取り組んでおられます。
ここで育った「銀座のお米」でつくられましたお酒。
2013年より商品化されております。
それが今年も『白鶴 銀座 天空農園の酒』として発売されることとなりました。
本日はその唎き酒会です。
ここで白鶴酒造さん独自開発の酒米「白鶴錦」について・・・
優良酒米開発のため、酒米の最高品種である「山田錦」の優良形質を解明し、更に優れた酒米を開発する目的で「白鶴錦」の育種に着手。
1995年、「山田錦」の父にあたる品種「渡船(わたりぶね)」と母にあたる「山田穂(やまだぼ)」の交配を開始し、優良品種「白鶴錦」として2007年に品種登録。
優れた酒米(さかまい)とは・・・
好ましい性質としては「大粒で」「たんぱく質、脂肪分が少なく」「心白が大きく」「割れにくい」ことが挙げられるそうです。
「心白(しんぱく)」とは・・・
酒造好適米の中心部、白く不透明に見える部分・でんぷん質のことを言います。
でんぷん質の組織が粗いので、白く見えるそうです。
そしてその「白鶴錦」の特長は・・・
「山田錦」に比べ、粒も心白も大きく、心白の発現率もほぼ「山田錦」と同等。
ですからお酒にしたときの味わいに深みがあります。
唎き酒会は白鶴酒造株式会社 執行役員の中尾嘉彦・東京支社長のご挨拶で始まりました。
続いて白鶴銀座天空農園チームリーダー 高尾翔太(たかお しょうた)さんより白鶴銀座天空農園の歩みと今年の『白鶴 銀座 天空農園の酒』について説明・報告がありました。
2006年にプランター100基で始まった天空農園は、2008年より水田となり収穫も徐々にアップしてきたそうです。
26歳の高尾さん目線での天空農園の1年間として、稲の生育管理の苦労話とか「愛を持って接してきたことが無駄ではなかった」という感想を述べられました。
昨年も6月初旬に田植え、10月中旬に稲刈りを、ご招待されたお客様とされました。
2018ミス日本酒(Miss SAKE)も参加されました。
※ ロズマリは2017年の稲刈りより、こちらのブログでご紹介しています。
そして昨年収穫された酒米は約65kgとのこと。
白鶴銀座天空農園史上最高の収穫量だそうです。
そして量のみならず、ここからつくられた酒米は八王子の試験場でも高評価だったそうです。
『白鶴 銀座 天空農園の酒』は・・・
「フルーティーな香りとキレのある味わい」が特長とのこと。
高尾さんのお話に続き、一緒にこの天空農園をお世話された西武造園株式会社 藤代あゆ美課長が補足説明です。
白鶴銀座天空農園は大小合わせて7面、合計約110㎡の水田。
最大の特徴は土の厚みが10cmと、薄いこと。
通常の屋上水田は60cmの土の厚みが必要とのこと。
屋上荷重の限界からそれができない白鶴さん、「ルーフソイル」という特別配合の高性能な土を使用することにより解決されたとのこと。
それらにより屋上水田の難点4つ、
① 日照
② 土壌
③ 風
④ 水管理
を克服し、一般の水田の面積収穫量の84.4%までの高い収量を達成したとのこと。
この成果を十分評価しつつ、今後も高尾さんと工夫・研究を重ね取り組んでいかれる、とのことでした。
その後、会場は『白鶴 銀座 天空農園の酒』唎き酒の場となりました。
高尾さんの乾杯発声によりスタートです。
今回招かれたマスコミ関係(ロズマリも一応マスコミのくくりです)にはグラス一杯の大吟醸『白鶴 銀座 天空農園の酒』。
それと一緒の饗されたのは、洋風冷製茶わん蒸しです。
鮭のほぐし身とイクラがトッピングされ、アクセントになっていました。
とても美味でした。
さて、今回発売となります商品の詳細は・・・
商品名 白鶴 銀座 天空農園の酒
500ml (大吟醸酒)
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
使用米 白鶴錦100%
(白鶴銀座天空農園 2018年度産)
成分分析値 アルコール度数15~16%、日本酒度+6.0
酸度0.9、アミノ酸度1.0
販売本数 40本
参考小売価格 10,000円(消費税別)
販売店舗 松屋銀座・銀座三越の毎年の販売先に加え、
今年は東急プラザのHANDS EXPO、
GINZA SIXのいまでや銀座、が
加わります。
※ 例年、銀座のみでの販売です。
販売日 令和元年5月31日(金)より販売しております。
『銀座で育ち、銀座でつくられた珠玉のお酒』、希少です。
銀座でお求めの上、じっくりお楽しみいただいてはいかがでしょう?
※ 販売本数が少ないですので、売り切れ必至です。
売り切れの際はご容赦ください。