オフィシャル
「SHOKUIKI（食粋）」第一弾！
「個室会席 北大路 京橋茶寮」の「SHOKUIKIオリジナルすき焼きコース with Edo-Tokyo Vegetables」
子連れ特派員のえだまめです♪
先日、ご縁がありまして
京橋エドグラン内に店舗があります「個室会席 北大路 京橋茶寮」さんの
「SHOKUIKIオリジナルすき焼きコース with Edo-Tokyo Vegetables」
という、スペシャルメニューの試食会に参加することが出来ました！
たくさんの美味しい「江戸東京野菜」に出会うことができましたので
そのあたりのことをご紹介させていただきますね。
江戸東京野菜って？
ところでコースメニュー名に入っている「江戸東京野菜（Edo-Tokyo Vegetables）」ですが。
「江戸期から始まる東京の野菜文化を継承するとともに、
種苗の大半が自給または、近隣の種苗商により確保されていた
昭和中期までのいわゆる在来種、または在来の栽培法等に由来する野菜のこと。」
（JA東京中央会 公式HPより引用）
とされています。
収穫量が少なく、栽培に手間がかかることもあって一時はその姿が食卓から消えつつありました。
しかし、伝統を絶やさない様に！と
この「江戸東京野菜」を普及させよう！！という活動が広まっているのです。
余談ですが・・・娘あずき（小２）の通う中央区立の某小学校では
月に一度、給食で必ず東京都産の野菜をクローズアップしたメニューを提供してくれているのです。
（今月は立川産のブルーベリーを使ったマフィンです。）
その中でも小松菜を使ったものが多く出されてまして。
「小松菜のすまし汁」「ジャガイモと小松菜のサラダ」「小松菜のおかか炒め」などなど。
※小松菜は江戸川区小松川のあたり（江戸時代は小松川村）が名前の由来となった
立派な江戸東京野菜の仲間なのです。
ちなみに名付け親は、八代将軍徳川吉宗。
鷹狩のために小松川を訪れたときに餅と青菜の入ったすまし汁を食べたところ
大層気に入って、この青菜の名を尋ね、特に名前が無いと知ると
「では『小松菜』と呼ぶといい」となったのだと。
ということで、実は中央区も「地産地消」「東京都産野菜」というところには力を入れているのでした。
さて。本題に戻ります。
今回、京橋エドグランで展開されている「SHOKUIKI （食粋）」キャンペーン。
「食」と「粋」を合わせた「SHOKUIKI」という言葉で、
江戸の「粋」を新たに発信していらっしゃいます。
今年は「江戸東京野菜」を中心としたオリジナルメニューを提供してくださるとのことで、
その第一弾が「北大路」さんの
「SHOKUIKIオリジナルすき焼きコース with Edo-Tokyo Vegetables」
ということなのです！！
よくよく考えれば。
京橋に江戸時代からあったのは・・・
「京橋大根河岸青物市場（きょうばしだいこがしあおものいちば）」。
江戸時代から関東大震災までこの地には青物＝野菜の市場があったのです。
関東大震災からの復興の一環で、青物市場は日本橋の魚市場と共に
築地へ移転した・・・という経緯になるのですが。
（京橋エドグランから少し離れたところには記念碑もあるのですよね。）
市場があった当時、ここでは当然のように江戸東京野菜が扱われていたはずで。
なので「京橋から江戸東京野菜の魅力を発信！」というのは
すごく歴史的に見ても意味のある事なのでは？と感じたのでした。
まずは小鉢２種類の試食です♪
さて。お料理のご紹介です。
まずは「お豆腐」の小鉢を２種類いただきました。
※今回の試食会や仕入れ状況を検討した上で、
小鉢の一皿が提供されます。
そのため今回いただいたものと、実際のコースで
提供されるメニューは異なります。
１つ目は「小松菜豆腐」。
江戸伝統野菜である小松菜と豆乳を合わせ、葛で固めたお豆腐を
お出汁で炊いた東京産の人参・蕪、そして鴨のロース肉と共にいただきます。
最後にかけてくださった冷たいお出汁の餡のかおりが素晴らしくて・・・！
そして、野菜の飾り切りも目を楽しませてくれるものでした。
メインとなる「小松菜豆腐」も、色味がとても鮮やかで。
葛仕立てのプルプルとした食感が
とても楽しく、おいしくいただけましたよ。
すっきりとした、優しい味わいの一皿でした♪
外国の方にも、「日本料理の彩りの美しさ」を感じてもらえるのでは、と思いました。
もう一つは「土佐豆腐 ねぎま仕立て」。
江戸時代から伝わる「鰹節とお豆腐を合わせて食べる」というスタイルを現代風にアレンジした一品です。
揚げ出し豆腐のようにお豆腐を油で揚げてあるのですが
衣に鰹節をまとわせているのでカリカリとした食感が楽しめるのです。
初めての食感でした！料理人の方のアイデアが光りますね。
そして「ねぎま仕立て」ということで、
これもまた江戸東京野菜の一つ「千住葱」と鮪と一緒にいただきます！
こちらはあたたかい、濃いめのお出汁を最後にかけていただいたのですが
これからの季節、あたたかいお出汁が嬉しい季節にぴったりなように思えました。
千住葱も柔らかくてあまくて、おいしかったです！
そしてどちらかというと濃いめの味付け＆油を使っているお料理なので
外国人の方も好む味付けになっているかもしれないですね。
※仕入れ状況によってメニューは変更されます。詳細は当日店舗にてご確認ください。
いよいよ真打！すき焼きの登場です！！
そして。いよいよ。メインのすき焼きです・・・！！！
差しの入った上質なお肉！
それを牛鍋スタイルでお野菜と一緒にお鍋の中へ。
おすすめは「レア」。まだほんのりピンク色くらいの状態で
生卵の入った器に盛りつけしていただきました。
今回いただいたのはA4ランクのもの。
・・・いや～、無条件で幸せになれるお味でした・・・！
お肉の柔らかさをちょうどよく引き出してくださる
プロのタイミング、副料理長大宅さんの腕ですね・・・！！！
（今回の調理法はいわゆる『関東風』。同じく関東風のすき焼きをおうちですると、肉を煮すぎるタイプのえだまめです。）
さて、お肉のあとにはもう一つの主役。
江戸東京野菜が待っていますよ！
こちらは煮あがったものを綺麗な器に盛りつけてくださいました。
春菊・ごぼう・椎茸・豆腐・粟麩の５種類の食材です。
ちょうどいい火の通り方のところで盛り付けてくださったので
どれもよい食感でいただくことが出来ました。
やはりこれもプロの技！ですね。
（野菜も煮すぎるタイプのえだまめです。）
この中で特筆すべきはやはり東京産の春菊とごぼうでしょうか。
春菊はいつも食べているものよりも、香りがやわらかい気がしました。
実は・・・夫が春菊の香りが苦手、というタイプなのですが
これなら食べられるかもしれない！？と感じました。
また、ごぼうも食べやすいあっさりとした味わいで
外国から来たお客さまで初めてごぼうを食べる、という方にも
食べやすいものになっているのかも、と思いましたよ。
肉厚な椎茸も食べ応えがありましたし
実は・・・初めて食べた「粟麩」の食感も、とても美味しいものでしたよ。
このコースメニューを作るにあたっては
「食材集めが何より大変だった」とのことで。
もともと生産量が少ない江戸東京野菜ですが
この夏の猛暑で収穫量がさらに少なくなってしまったとのこと。
「ご馳走」ということばには「馳せる」「走る」という字が入っているように
文字通り「食材を集めるのに奔走する」という意味合いが入っています。
今回のお食事は、本当の意味での「ご馳走」だったとおもうのです。
沢山の江戸東京野菜を集めてくださった「北大路」さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
SHOKUIKI特別コースは１０月１６日（月）～３１日（火）の平日ディナーのみ・予約限定コースです！
さて。そんな「SHOKUIKIオリジナルすき焼きコース with Edo-Tokyo Vegetables」ですが。
１０月１６日（月）～３１日（火）の期間限定
そして平日のディナー限定・予約が必要な特別コースとなっております。
この記事をご覧いただいた方で、
江戸東京野菜って美味しそう！！食べてみたいな・・・！！と思われた方は
ぜひご予約の準備をお願いいたします！！
★個室会席 北大路 京橋茶寮 東京駅店★
東京都中央区京橋2-2-1
京橋エドグランサウス棟5F
03-5205-7077
平日 11:30 - 14:00 / 17:00 - 22:30
土曜日 11:30 - 15:00 / 17:00 - 21:00
日・祝 11:30 - 17:00