一丁目1番地1号
桜川の移り変わり のブログを書いた時に 入船一丁目1番地1号 は桜川公園だと書きました。入船・湊 一考察 のブログでは 湊一丁目1番地1号 はブーケ21であると書きました。すっとこどっこいは入船の生まれ育ちですが、桜川公園が 入船一丁目1番地1号 であることは知りませんでした。桜川公園は元々は八丁堀、その後桜川という名称の川でした。埋め立てられて公園になった時に、八丁堀と入船の間の住所が何処になったのかなど気にもしませんでした。
最初はブログタイトルを 1ー1ー1 としましたが中央区は丁目は漢数字、番地と号は算用数字が正しい表記と知りました。
そこで 一丁目1番地1号 のタイトルにします。
https://www.city.chuo.lg.jp/a0043/machizukuri/kenchiku/jyukyohyozi/user_kentiku_zyusyohyoki.html
見上げたら実が生っていた のブログに載せるため茅場橋のザクロの写真を撮りに行き、日本橋茅場町一丁目1番地1号 という表示板があるのに気付きました。
銀座に一丁目1番地1号が無いというのはテレビで見た記憶がありました。川が埋め立てられた時、千代田区と中央区の境が決まらず、いざ決まった時のために現在の首都高速の下は1番地を欠番にしているようです。ただし何故か四丁目は西銀座デパート、五丁目は泰明小学校が1番地です。一丁目から三丁目と六丁目から八丁目は1番地がありません。
銀座以外の一丁目1番地1号を見てみようと思いました。
築地一丁目1番地1号 は中央区役所です。築地は一丁目から七丁目まであります。中央区内では八丁目まである銀座に次いで2番目の多さです。広い築地の銀座に隣接する場所に堂々とした一丁目1番地1号です。
新川一丁目1番地1号 は日本橋川に架かる湊橋の麓の公衆便所でした。
新川はすっとこどっこいの地元入船の隣町の感覚でしたし、二丁目までしかないのですぐそばと思っていたけれど思いのほか離れた場所との印象です。
京橋一丁目1番地1号 は現在11階地下3階の八重洲ダイビルを建築中です。表示板はありませんでした。
八重洲も東京駅駅前の開発中で大掛かりな工事が行われています。八重洲一丁目1番地1号 も工事中で表示は無いかと思いながら探すと日本橋三越にほど近い西河岸橋の麓にある西河岸橋際公衆便所横の駐車場に表示板がありました。
日本橋一丁目1番地1号 は八重洲一丁目1番地1号 の隣の一画の反対側でした。日本橋の麓、花の広場の所です。ビルの壁に表示板がありました。ちなみに高島屋の住所は日本橋で日本橋三越本店の住所は日本橋室町です。
八丁堀一丁目一番地一号 は八重洲通りの久安橋の麓、首都高速宝町ランプ出口の脇だと思っていました。角地は八丁堀一丁目町会の防災組織の建物で隣は空き地で駐車場です。隣のビルが1-1-3で諦め始めたら反対側に進んだビルに表示板がありました。
新富一丁目1番地1号 です。高速道路沿いで八丁堀との境は首都高速道路(株)のビルの敷地内のようです。そのビルには住居表示はありませんでした。新富側の左隣のビルは1-1-5、その隣にこの表示がありました。まだ左にもビルが続きます。
意味がわからないので区役所の都市整備部建築課に聞きに行きました。
説明によると 「縦長のプレートは街区表示板といい住居表示を実施した区市町村は設置する義務がある。住所を決めるのは区市町村で、郵便局等は関知しない。下の横向きプレートは町名表示板と呼ぶもので設置義務は無い。町名表示板は任意なのでついていない物件も多い。街区表示板は電柱や駐車場のフェンスやネットなどでも取り付ける。上記の場合も必ずしも一丁目1番地1号ではなくても構わなく、なるべく一番端に当たる場所につけるが、このケースは隣のビルに何らかの理由があってこの場所にしたのでは」と言われました。
地図で見ると 月島一丁目1番地1号 は佃大橋の佃側の階段下のようでした。住居は無く周りを探すと一番端っこの今は空き家に見えるお宅の外側に蔦に絡まれた街区表示板がありました。
佃一丁目1番地1号 の街区表示板は住吉神社の横でした。神社は佃一丁目の真ん中の位置です。社務所の横に町名表示板がありましたが別の住所で神社が1番地1号ではありません。神社から川の方向へ数メートル行ったところに街区表示板がありました。
建築課の説明では 「住居番号のつけ方は街区の周囲をを15m間隔に区切り、都心又は日本橋に近い角を起点として右回りに基礎番号をつける。地図上の右上から下の角、右端から左の角、左端から上の角、左上の角から右に向かって一周のイメージ。」
佃の街区表示板が何故一丁目の真ん中である神社なのか疑問でしたが、「どうやら江戸時代からの中心の住吉神社が街区表示板の位置にふさわしいからですかね」と言われました。
晴海一丁目1番地1号 は朝潮大橋の麓でした。橋の途中で降りると隅田川沿いの東京都港湾局佃サブセンターの建物に表示板がありました。敷地内には入れず町名表示板は遠くて確認出来ませんでしたが晴海一丁目だけの表示に見えます。橋の下をくぐって反対側へいくと途中の空き地のネットに街区表示板がありました。
勝どき一丁目1番地1号 は勝どき橋を渡ってすぐ左のデニーズのあるマンションが1番地1号です。ぐるっと周りを歩きましたが表示板を見つけられず、管理人さん訊ねると住所は1番地1号で間違いないが表示板は見たことが無いと言われました。諦めて戻る途中、掲示板の壁に町名表示板を確認しました。
ちなみに明石町や豊海町は現在、〇丁目は無いので調べませんでした。
入船一丁目1番地1号 の町名表示板があるのは新大橋通りに面する八丁堀駅方向です。1番地で新大橋通りに近いのは入船一丁目防災センターで町名表示板は1-26です。湊側の角は1-17です。桜川公園の通路を挟んだ反対側は桜川敬老館、わとなーる桜川、桜川保育園で1-13です。公園内にある公衆便所の壁にも1-1の町名表示板があります。そもそも公園やトイレに町名表示板がいるものなのかも不思議ですが1-2から1-12までが欠番で1-14から1-16も無いのが疑問でした。建築課で川や堀などはいつか埋め立てて建物が出来た時のために欠番をとるのかと尋ねましたが、その担当者ははっきりとは分からないようでした。
一番最初の写真 入船一丁目1番地1号の街区表示板は桜川公園の一番湊側、桜川保育園の入口にあります。同じ壁面には入船一丁目1-13の町名表示板が付けられていました。
日本橋地区の方面は行きませんでしたが、かなりの距離を歩き回れて楽しめました。