映画「祈りの幕が下りる時」
キーとなる12の橋、ご紹介します ⑥
ー 6月 西河岸橋 ー

リモートで、愛する中央区をナビゲートします、rosemary sea です。
『映画「祈りの幕が下りる時」 キーとなる12の橋、ご紹介します』シリーズ、今回は第6回、西河岸橋(にしがしばし)をご紹介します。
このシリーズは映画「祈りの幕が下りる時」に登場しました橋、キーとなる12の橋を、月ごとにご紹介してまいります。
それでは・・・

西河岸橋は・・・

このあたりは、江戸時代より我が国の商業・経済の中心地として、栄えてきました。
この橋は、日本橋から一石橋までの日本橋川右岸地域が、西河岸町という地名であったことから、“西河岸橋”と名付けられたものです。
初代の橋(明治24年架設)は、弓弦形がボウストリングトラスという、当時最新式の鉄橋でした。
関東大震災により被害を受けたこの橋は、大正14年に現在の橋に架け替えられました。
区では、架設後65年を経過したこの橋を平成2年において、痛んだ部分を修復し、さらに伝統的な木造建築様式の木組みを採りいれた意匠で整備しました。
橋架の諸元
形式 3径間連続鋼構桁橋
橋長 52.0m
有効幅員 11.0m(車道6.0m 歩道2.5m×2)
橋下 日本橋川
着工 大正13年12月
竣工 大正14年8月
施工者 東京市
平成3年3月 東京都中央区

西河岸橋
ー 泉鏡花の名作の舞台となった橋 ー
明治24年(1891年)に架けられ橋。
橋名は、日本橋の西にあたる西河岸町に架けられたことにちなむ。
泉鏡花の名作『日本橋』の舞台としても有名。
現在の橋は、大正14年(1925年)に震災復興事業により架橋されたもの。
~ 歩いてわかる 中央区ものしり百科 より ~
西河岸橋

日本橋本石町1丁目・日本橋室町1丁目 ー 八重洲1丁目・日本橋1丁目
中央の赤丸の橋です。日銀通りが通っています。
流れる日本橋川、上流(左側)には一石橋、下流(右側)には日本橋が架かっています。