ぎゃらりい秋華洞 銀座ギャラリーズ 近代美術と銀座で出会う 2025 2/4 ー2/8

「ぎゃらりい秋華洞」さんから2月4日から2月8日まで開催の「近代美術/銀座 Modern Art-Ginza 」のご案内を頂いたので、喜び勇んで出かけてきました。 この催しは「銀座ギャラリーズ」が主催で、17の画廊が参加しています。
「ぎゃらりい秋華洞」さんの今回の展示は、「近代の美人画展」と銘打って沢山の美人画が展示されていました。
入室する前に、カタログを無料で頂けると書いてあったので、頂いてきました。
カタログの表紙は、鏑木清方の「雪裡紅梅」という作品です。 カタログの中に、絵の説明と共に美しい女性のお顔とお姿がありました。
※なお、ブログ記事中の画家の尊称、「画伯」は省略させていただきました。
ぎゃらりい秋華洞 近代の美人画展

左の作品は、志村立美の「口紅」という作品です。
とても艶やかで、魅了されました。
右側の作品は、伊東深水の「八仙花」。団扇を握る手には指輪を描がかれていて、ほのかな色香が漂ってきます。 八仙花とは「紫陽花」の別名との説明が付け加えられています。 伊東深水が鏑木清方に師事したとの情報も説明に書かれています。
橋口五葉の作品

新版画で有名な、橋口五葉の作品「盆持てる女」。
1919年に関西旅行で訪れた京都の旅館の女中さんを描いた作品との説明です。
明治後期から大正時代に活躍した作家で、文学書の装丁作家として、そして新版画の新境地を拓こうとした矢先にお亡くなりになったとのことです。
他に有名な作品としては、「化粧の女」、「髪梳ける女」です。
掛け軸の三作品 大林千萬樹 竹久夢二 川井玉堂の作品

掛け軸の作品は、左から大林千萬樹の「白梅美人」、中央の作品が竹久夢二の「はじらい」という作品。 右端が川井玉堂の「少女納涼図」。
伊藤小坡の「軒しのぶ」

伊藤小坡の「軒しのぶ」という作品。
こういう女性を佳人と呼ぶのですね。
頂いたカタログの中の「新涼」という作品に描かれた女性に心を惹かれました。
画伯のお名前は、「いとう しょうは」とお読みするのですね。
伊東深水の「春宵」 、鏑木清方の「岸の柳」

伊東深水は鏑木清方に師事しました。
左の作品が伊東深水の「春宵」。 右側が鏑木清方の「岸の柳」。
「春宵」を鏑木清方の「すみだの夏」と比べてみると、黒髪の描き方、女性の立ち姿がとてもよく似ていて艶っぽいです。 私、個人的に頂いたカタログの表紙の鏑木清方の作品「雪裡紅梅」が大好きです。
多数の美人画に魅了されました
美しい着物をお召しになった絵を見ていると、日本人に生まれてよかったなと、つくづく思います。
この他にも美人画が展示されていました。 実際に画廊を訪れて作品を楽しんで下さい。
(ブログ記事の内容と掲載につき、秋華洞様のご担当のご許可を頂いております)