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2025 華麗な祭礼絵巻「神幸祭」江戸の祭の名物「附け祭」

 2025 華麗な祭礼絵巻「神幸祭」江戸の祭の名物「附け祭」

 江戸時代から「天下祭」として親しまれ、今尚多くの人々を魅了する、2年に1度開催される神田明神(神社)の "本祭り" が5月8日~15日の期間、執り行われます。                  5月10日、三柱の御神霊を遷した、一の宮鳳輦(大己貴命 オオナムチノミコト 通称大黒様)、二の宮神輿(少彦名命 スクナヒコナノミコト 通称恵比寿様)、三の宮鳳輦(平将門命 タイラノマサカドノミコト)をはじめ、諫鼓山車や獅子頭山車など、平安装束に身を包んだ、歴史絵巻さながらの絢爛豪華な大行列が、終日、氏子108町会約30kmを練り歩き、神々の力により各町内を祓い清める「神幸祭」が斎行されました。           江戸時代、各町より趣向を凝らした曳き物·踊舞台·仮装行列が36番組45本前後も出され多くの人々を魅了したとされる「附け祭」が「太神楽」を除き午後半ばから合流します。           今年は令和5年に二の宮御祭神·少彦名命御奉祀150年記念に制作された「だいこく様·えびす様·少彦名命曳き物」をはじめ、「浦島太郎」「坂東武者行列」「相馬野馬追騎馬武者5騎」「花咲か爺さん」「銭湯山車」などが参加し、沿道は多くの見物客で賑わいました。                     尚日本橋三越本店では、室町一丁目町会の神輿を安置する「仮小屋」を設え、800個の提灯、奉祝神田祭の垂幕が掲げられ、神田祭の日程に合わせ、1階中央ホールにて特別展「神田祭と日本橋 ― 氏神·明神さまと氏子·室町一丁目會 ―」を開催中で、神田明神所蔵の絵巻物や錦絵のほか、魚河岸水神社賀茂能人形山車、日本橋擬宝珠などが公開·展示されています。